人生フル回転「ウィキリークスの威力。運転中のケータイ。学校のケータイ制限」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生フル回転「ウィキリークスの威力。運転中のケータイ。学校のケータイ制限」

◇内部告発のウェブサイト・ウィキリークスが魔法の怪獣のように荒れ狂っている。組織の代表が逮捕されても、その威力を抑えることは出来ない。公表されて先ず激怒したのは米国だが、つかんでいる米外公文書は25万件で、公表はまだわずか千件とのことだ。

 アメリカが超巨大な権力と超巨大な科学力で集めた情報には何があるのか興味をそそられる。逮捕されたアサンジ代表の「国家の力が強くなり過ぎている」という発言もうなずける。支援者の次の言葉は説得力をもつ。曰く、「われわれは支配者の裏取引を知る権利がある」、「国家が独占している情報を社会に取り戻す運動だ」など。

◇ウィキリークスは、世界各国の秘密情報をつかんでいるから各国は戦々恐々としている。日本関係のものも5千件以上あるといわれる。公表を一番恐れているのは、国民に情報公開しない事を立て前とする中国など一党独裁の非民主主義国だろう。インターネットという超科学の登場によって秘密を保てない時代になってきた。もち論、野放しでよい筈はない。新たな哲学とルール作りが必要なのだ。魔獣を従わせる武器が見出せないのが現状である。

◇運転中、ケータイに手を伸ばしハッとして引っこめる。人間、便利さの誘惑には誠に弱い。習慣を断つには勇気が要る。違反して白バイにつかまった事がある。反則金6千円と1点の減点だった。より恐いのは事故だ。想像するとぞっとする。

 県警によれば、使用中の事故が急増している。09年には2万7千件を越える摘発があった。この違反者の増加が事故の増加の原因になっている。県警は、取締りを強化すると言っている。年末の事故を防ぐためにケータイに伸びる手に警戒しよう。

◇ケータイは文明の利器だが子どもたちへの影響は大きい。四六時中逃れられないと相談に来た母親がいた。ケータイによるいじめも深刻で自殺者も出ている。また、日本のケータイの大きな問題点はインターネットにつながることだ。子どもたちは、有害情報に容易に接続出来る。

◇神戸市の市立校は画期的なルールを始めた。新入生に利用制限のある学校指定のケータイを持たせる。学校が入学時に会社と契約する。有害有料サイトにはフィルタリングがかけられる。大きな制約を生徒は受け入れている。県教委は、参考にして群馬方式を工夫すべきだ。(読者に感謝)


☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。