人生フル回転「遂に地底から救出。商工連との懇談。連続幼女誘拐」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生フル回転「遂に地底から救出。商工連との懇談。連続幼女誘拐」


◇いよいよ全世界注視の地底からの救出劇が始まる。チリの鉱山の落盤事故で地底に閉じ込められてから66日目の今月9日、救出用の穴が貫通した。救出作業の開始は、13日正午となる。

 700mの地底に閉じ込められた人々の最大の課題は人間の心理であった。救出が確実だという確信と仲間との連帯が人々の心を支えた。

 食料や水を届ける細い穴は地底の人々の命の綱であった。現地では、9日、人々を母の胎内の胎児にたとえて出産間近と湧き立った。暗黒の大地は今や母なる大地であった。

 現場の丘には地底の人々の名前を記した33本の国旗が翻り、ピアノをひいて家族をはげます人もいた。救出用の穴が貫通した時、家族は国旗を振りながら抱き合い、人々はチリ万歳と叫び歌をうたった。

 大統領は、外遊の日程を延期し、救出を見届けてから出発する。救出作戦は正に国家的事業なのだ。今年2月のチリ大地震でズタズタになったチリ国民の道徳的絆を、この救出事業は取り戻す意味もあるようだ。

◇直径50cmのカプセルに入れて1人の作業員を地底に救出するのに約15分、全員救出には48時間かかる。救出の順序も決まっている。初めは、不測の事態に対応出来るベテラン作業員4人、次に健康不安を抱える人、最後に健康状態が良好な人。テレビでは、監督といわれる最後の人を映していた。

 日本でも、かつて、多くの落盤事故を経験した。救出に取り組む国と社会の姿は、その国の人権状況と文化をあらわす。災害に対する危機管理の問題でもある。日本とは、巨大地震による大津波で結ばれるチリのこの救出劇に注目したい。

◇商工会連合会と私たち商工議員連盟との懇談会が行われた(12日)。高橋太郎会長は、小寺前知事の政策、及び、それと連携した近藤英一郎前会長を鋭く批判し、また小泉改革の失敗を強調していた。

 小泉元首相の規制緩和政策による大型店進出により零細の商店はまちから姿を消していく、そして、商工会員の数が急激に減少していくというのだ。高橋会長の強烈な個性とリーダーシップの下で、商工連の改革がどのように進むか注目を続けたい。

文藝春秋の「真犯人は幼女5人連続誘拐犯」を読んだ。菅家さんは松田真美ちゃん殺害容疑で逮捕されたが冤罪だった。菅谷さんは他の2つの幼女殺人も自供させられた。この3件を含め、5件の幼女誘拐事件は同一犯によるというもの。その中には太田の大沢朋子ちゃんも含まれる。県警の見解を知りたい。(明日に続ける。読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。