人生フル回転「暴力団排除条例議会に。出会い系喫茶。検事の犯罪」
◇「暴力団排除条例」の先例は福岡県が作ったものである。福岡県は市民に銃口を向ける指定暴力団・工藤会対策を主眼として、全国に先がけて、昨年10月13日、この条例を成立させた。
その直後、私が属する文教警察常任委員会は、福岡県警を視察し、この条例の意義を実感した。私は、以後、議会で、本県もこの条例を作るべきだと主張した。
そして、本年2月の定例会では、「群馬県では暴力団に対する県民の危機意識が薄い。
しかし、福岡県のようになってからでは遅い。三俣事件を忘れたのかといいたい」と述べ、再度、同条例の制定を主張した。
これに対して、県警は、調査し、本県の実態に促した暴力団排除条例を作りたいと答えた。やっと、この議会で、条例成立の運びとなった。
条例の主要な点として、暴力団に利益を供与することを禁じている点がある。いわゆるみかじめ料・用心棒代を払うことが違法とされることにより、要求される市民は断ることが容易になるのである。
なお、学校周辺など一定地域に暴力団事務所を設けることが禁止され、違反者は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処される。
◇もう一つ、今議会では注目すべき条例づくり(改正)がなされる。群馬県風営法施行条例の一部を改正する条例である。内容は、出会い系喫茶の営業地域を規制しようとするもの。
出会い系喫茶の定義を次のように定める。「店舗を設けて、専ら、面識のない異性との一時の性的好奇心を満たすための交際(会話を含む)を希望する者に対し、店舗内においてその者が異性の姿態等を見てした面会の申し込みを当該異性に取り次ぐ又は面会する機会を提供することにより異性を紹介する営業」県内にはまだ実態はないといわれる。
◇検事が証拠をでっちあげたことが判明して逮捕されるという衝撃的な事件が起きた。検事が自ら泥棒して逮捕されることと比較にならぬほど悪質である。検事が有罪の証拠を作ってしまうからだ。村木元局長だから耐え抜くことが出来たといえる。普通の弱い人なら検事の証拠にすぐまいってしまったろう。冤罪はこのようにして作られるのか。ぞっとする。(読者に感謝)
☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。