人生フル回転「チリの救出に中学生の声。異常気象、地球は発狂状態」
全く同感だ。既に地中に閉じ込められて20日以上が過ぎた。直径70センチの救出の穴を掘る作業にやっと着手したという(31日)。
日本のトンネル技術をもってすれば、中学生がいうように、もっと早く救えるに違いない。どんな事情があるか分からないが、4ヶ月もかけてはならない。地球の反対側のことだから、日本が応援するにも大きな支障があると思う。しかし、現場に人を派遣して、アイデアを提供するとか、技術指導をするとかなすべきことはいくらもあるのではないか。
今日の人類の土木工事の技術からすれば、全くの素人考えだが、1ヶ月で救出すべきだと思う。
地底の狭い空間にひしめく33人の人間関係が心配だ。パニックに陥って発狂する人が出なければいい。緊張とゆとりを人々はどのように調整して生き抜くのか。猛暑で苦しいとあえぐ毎日だが、地底の人を思えば、地上の私たちは、限りなく幸せな存在である。
◇記録的な酷暑が続く。熱中症で死んだ人が少なくも2百数10人にのぼるという。命を落とす牛などの家畜の被害も深刻らしい。
動物も熱中症に罹るといわれる。我が家の秋田犬ナナもこのところ食欲がないので心配である。私たちは、薄着になれるが、ナナは厚い毛皮を脱ぐことが出来ないのだ。
◇地球が発狂状態にあるようだ。ロシアでは前代未聞の猛暑の中、約3万ヶ所で森林・泥炭火災が発生し農業に甚大な被害を生じさせている。パキスタンの洪水では、被災者は2千万人以上といわれる。
南米では逆に寒波に見舞われている。チリ、ペルー、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチンなどでは、7月だけで200人以上が死亡したといわれる。通常の気温は20度位の地方が零下になり雪で埋まっている。
異常な気象はどこまで続くのか。私たちは、コントロール出来ない文明の頂点に立って、破局の渕をのぞき込んでいるのかも知れない。(読者に感謝)
☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。