人生フル回転「ヘリの墜落。ヘリの視察中止。女子大学長の辞任と後任」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生フル回転「ヘリの墜落。ヘリの視察中止。女子大学長の辞任と後任」

◇悪い事は続くのもだ。ヘリの墜落事故が相次いでいる。先月25日埼玉県の防災ヘリが墜落し5人が死亡、今月1日には熊本県で小型ヘリが水田に墜落し2人が死亡した。

 実は、私の属する産経土木常任委員会では、2日早朝からヘリで県内の道路状況を視察することになっていた。関東平野に展開しつつある壮大な道路網を鳥の目で眺める感激を期待していた。

 午前6時過ぎ、県の担当官から電話があって、気象条件が悪いので中止になりましたという。残念だがほっとする気持ちもあった。最近は、人間界も自然界も狂っているから空の異常事態は怖いという思いがあったのだ。

◇かつて江戸時代は日本橋を起点として五街道が伸びていた。今日、東京から放射線状に高速自動車道が走る。時計回りに、下から、東名高速道、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道である。このうち、関東平野を走る、関越から常磐に至る3つの縦のラインを横切る東西のラインが間もなく完成する。北関東自動車道は来年のGW前の開通が確実となった。群馬、栃木、茨城3県の一体化が一気に進む。その経済、文化等各般にわたる効果は測り知れない。閉塞状況に陥っているこの地域に大きな夢を与えることになった。私たちの前途には道州制も横たわっている。ヘリによる視察は、この夢を実現する小さな一歩である。夢をふくらませながら次の機会を待つことにした。

◇2時15分から県立女子大の富岡学長と会談し、3時から近くの玉村町役場で行われる県と地域の懇談会に出た(2日)。

 富岡学長は任期終了前に辞任して高崎市長選に出馬する。富岡さんの情熱と気迫は凄い。後任の学長に関して意見を交わした。今月27日に決定され公表されるだろう。

 県立女子大と中国の大連外国語学院とは、私が中心となって平成20年連携の調印式が行われ新たな歴史が始まった。同大には、「日中友好中村文庫」が存在する。連携の成果として、1人の留学生が入学した。会えるかと期待したがちょうど夏休みで里帰りした直後だった。

 大連外国語学院は、旧満州国以来の歴史を持つ大学で、調印式の時は、大連から旅順にキャンパスを移した直後だった。私の記念講演に参加した多くの学生の生き生きした表情が思い出される。

◇玉村町役場における知事との懇談会で、高木前橋市長は赤城山の活用と振興策を取り上げた。この事に関して私は山頂と山麓の連携を図るため林道を活かす重要性を訴えた。重要な林道が整備されたまま10年以上も閉ざされている。(読者に感謝)

☆土・日・祝日は、中村紀雄著「炎の山河」を連載しています。