僕が自転車競技に出会ったのは23歳。

職場の先輩の神谷さんがMTBクロスカントリーというものに参戦していると聞き、富士見パノラマスキー場に観に連れて行ってもらった。

はじめて観たMTBレースは衝撃的で、こんな泥でこんな道をすげえスピードで走っていく姿がカッコよくて、自分もやってみたいと思い、先輩の神谷さんに話をしたら『MTBを貸してあげるから乗ってみる?』と言われ即答で『はい!!』と答えた。

乗り慣れないマウンテンバイクで里山に連れて行ってもらい、うまく走れなくて置いていかれるし、登りや下りでは転びまくるし、それも含めてめちゃめちゃ楽しかった。次第に先輩の神谷さんに少しでも追いつきたい、同じレースを走りたいと思うようになり、毎週のように一緒に走り山を引きづり回してもらった。

僕は小さい頃から運動が大好きで小1〜中3まで少年野球、中1〜高3まではバスケットボールに没頭していた。インターハイや全国大会に行けるようなレベルの選手ではなかったし、そこら辺にいる普通のスポーツ少年。

19歳のときに父親が所有していたロードバイクを借りて東京→大阪550kmを自転車で走り、本場のタコ焼きを食べたいがため真夏のお盆休みにひたすら西を目指した。1日に100km走るのがやっとだったし、箱根の峠は足をついて歩いて登ったし、宿代もないから毎日寝袋で野宿しながら旅をした。自転車があれば自分次第でどこでも行けてしまう、自由さ・風を切る爽快感・頑張った時の達成感など魅力を感じてしまったのだ。

いろんな偶然や人との出会いに恵まれて、社会人になってから自転車競技に出会い、始めたマウンテンバイクは夢中になり魅力にどんどんハマっていった。当時のオリンピック代表選手だった竹谷さんや片山さんなどトップ選手たちとグループライドをする機会があったり、人との出会いに恵まれていたと思う。2011年にJシリーズデビューしてから2年後にエリートクラスへ昇格、ようやく神谷さんと同じレースで走れるようになった。いざエリートクラスになるとプロ選手や強くて速い選手たちと走るとこになりレベルの高さを痛感、自分の弱点や苦手があるとそのまま結果にでてしまうことに気がついた。

2014年、僕の競技人生の転換期の年。
XCO競技で初のシングルリザルトを獲得。
シーズンオフにとあるプロ選手の方に声をかけていただき、ご自宅に泊まらせていただきながらトレーニング合宿をさせていただくことになったのだ。共に生活やトレーニングをさせていただきながら練習・食事・休養・日々の過ごし方・選手としての意識の高さなど多くの事を学んだ。何より自分のフィジカルの弱さ・精神面の弱さが剥き出しになり、選手・競技者としての意識が大きく変わっていった。。。

人との出会い、人からの教え・学びは
僕にとっての宝物であり、とても大切なもの。

直接『ありがとう』と言えなかったり
感謝の気持ちを伝えられないこともあるけど
これからも初心を忘れず
これまで関わってくれた人への感謝を忘れず
これからもどんなフィールドへいっても
成長し続けていきます👊👊👊

2021年もMTBというスポーツを楽しみ
魅力を伝えていきます😊

I'm a challenger.
Enjoy ride,Enjoy life.