おばけはいる! なんちゃってー(笑) | 森と湖と草原☆ウィスコンシン☆

森と湖と草原☆ウィスコンシン☆

サンフランシスコで出会ったアメリカ人夫と結婚後
27年間住んだ日本から2011年に家族4人
夫の故郷であるウィスコンシン州に移住して来ました。
大好きな自然や家族の事、3匹の愛猫のことなど
気ままに綴っています。

冬が やって来ました。
でも こんなラシーンの冬も大好きです。




なんてたって、
長く厳しい冬の後には
必ず春がやって来ますから。
やってこない春はありませんからねニコニコ
むしろ「春へのプロセスである冬」を楽しまなくちゃと感じています。




今年我が家は 生のクリスマスツリーは
辞退することに決めましたが、
昨日 ツリーファームへ出かけてみました!






アメリカ人のダディにしてみれば
トラディショナルなクリスマスの雰囲気が味わえただけでも
よかったねっでした音譜





・・・・ここから本題に入ってと・・・・・・




我が家の長女のステちゃんがここウィスコンシンから
ニューヨークへ旅立ってちょうど1年が経ちました。



現在 ニューヨークの介護施設に勤務していますが
ラシーンでの介護施設での経験も入れるとすでに
3年近くこの仕事に携わっていることになります。



介護施設には、死期を目前にして入居してくるお年寄りも多く、
この仕事を始めたころは
思いがけず患者さんの死際に立ち会った日などは
家に帰ってから堰を切ったように
興奮冷めやらずといった感じで
その日のできごとを話すことがよくありました。




初めて看取った時は
一日中震えが止まらなかったりしたこともありましたが
しかし最近は、慣れも手伝って
最期を迎える人に対して冷静に対応することができるように
なったそうです。
「ママ~泣く聞いて~」って電話してこなくなったし(笑)




つい最近、
部屋に入ったら患者さんのおじいさんが
ちょうど臨終を迎えるときだったそうで
ナースやドクターを呼ぶ時間さえもないまま
目の前で天へ召されていったそうです。




家族や身内が誰もそばにいないまま
たったひとりでこの世を去っていく姿に
悲壮感を感じて、このおじいさんに自分ができる限りの
安心感を与えるための言葉や態度で
最期ぐらい温かい気持ちで送り出してあげたいと
感じたそうです。




そのときに、
自分の中には「死」を恐れる気持ちは皆無である、
と感じたそうで いろんな意味で乗り切ったっていう
感情が湧きあがった、と言ってました。





そこで、
タイトルにある「おばけ」オバケの話に変わりますが、
施設のお年寄りが亡くなるだいたい3日前あたりから
本来なら見えない存在が見える、と訴える現象に
たびたび遭遇したそうです。




ステちゃんが担当していたHさんというおばあさんは、
通常は言葉を発しない無口な女性で
ある日いつものようにケアーしていると
とても大きな声で「マザー!」と叫んだそうです。
周りをみても誰もいないのにおかしいなと思い、
同時にゾーッとしてしまったそうです。ブルブル



その時にステちゃんは、
Hさんに死が近づいていることを
なんとなく察したそうで、
やはりその数日後に亡くなったそうです。



たぶん先に亡くなったHさんのお母さんが
お迎えに来たんだと思いますが、



ですが、Hさんのケースは特別で、
多数のお年寄りが”見える”と言葉にしたのは
意外にも「子供の姿」だったそうです。



あるおじいさんは
「見えないのかい?ほらそこの部屋の隅に子供が
 立っているじゃないか・・・」とか、
「窓の外から子供がこちらを見ているね」など




「君の後ろに女の子がいるね。
 誰なんだい?」
なぜ子供なのか?よくわかりませんがあせる




大概の場合は、そういう言葉を発してから
数日のうちに亡くなるケースが多いらしいです。




実は、
一人で亡くなっていくおじいさんの話を
ステちゃんから聞いたちょうど時期を同じくして
矢作直樹さんという(東京大病院救急部・集中治療部長)方が
が書いた「人は死なない」という本の存在を知りました。






ステちゃんにさっそくこの本の内容を話したら、
そうそう、そうなんだよね、って
上記の話をしてくれたのでした。




「前にママにも言ったと思うよ~」
「そうだったけ?覚えてない」



そういうわけで
こんな貴重な話が二人の間だけで風化してしまわないうちに
備忘録としてブログに記しておこうと思って
このような記事を書くことになりましたョ。




しかもまだまだ世間では
科学で証明されないことは信じない、、、
といった風潮を強く感じられるので
少し戸惑いましたが、




著者の矢作直樹さんがおっしゃっているように
科学というのはひとつの方便でしかなく、
たとえば人が人を好きな気持ちというのを
それは科学的に証明できない・・・




その言葉を聞いてなるほどなぁと
ほんとうに関心しました。
で、この話、いつする?いまでしょ!ニコニコ
って感じです。
そういうタイミングなんだなって。



もしよかったら、矢作直樹さんの
YouTube




えぇっと・・・
大都会NYとういう場所柄ステちゃんの担当する人にも
社会的に地位を築き、映画界やTV・学会などさまざまな分野で
名声を手にしたお年寄りが多く存在しますが、




死に際しては、そういう肩書などは一切無意味であり
どんな人間も同じであってボーダーがない、
そしてまた「死」は、ほんとうにあっけない・・・
それがステちゃんの「死」に対しての見解です。




なんかステちゃんたら
この歳にしていっぱい学んじゃって、
ママおいてけぼり~(笑)



待ってけぇ~ろ走る
って感じ~あたふた



他にもステちゃんやダディの神秘体験が
たくさんあるので続編で。しろくま