「見ないでください、そんないやらしい目つきで」
下ろした手をすぐに胸元に戻し、妻は彼らにきつい視線を注いだ。
「奥さん、そんなエッチな下着をいつもつけてるんですか」
北原の質問から逃げるように、妻は下着姿のまま、再び椅子に座った。
「もっと飲んでください、皆さん」
羞恥を隠し、妻が3人のグラスに順にワインを注いでいく。
妻には橋口が注ぎ、4人が再びグラスを鳴らす。
「ねえ、奥さん、質問に答えてくださいよ」
「この下着ですか?」
「そう」
「これは・・・・、これは主人には内緒の下着です」
「そうなんですか」
「皆さんがエッチだから。少しでも喜んでもらおうと思って」
「じゃあ、中川君の前で着けたことないんですか」
「今夜が初めてです。皆さんだけにサービスですからね」
「旦那も知らない、勝負下着なんですね、奥さん」
下心丸出しで、橋口が下着姿の妻を見つめて言った。
「変な言い方しないでください」
時間が経つにつれ、妻は次第に羞恥心を捨て去っていくようだった。
ワインを楽しみ、きわどい会話を交わしながら、男たちと興奮を高め合っていく。
「奥さん、痩せてるのに、胸、でかいですね」
「エッチなんだから・・・・」
「サイズいくつですか」
「ご想像にお任せします」
「85はあるでしょう」
「さあ、どうでしょうか・・・・。主人に聞いてください」
笑みを浮かべ、どこまでも彼らをあしらい続ける妻。
男たちは明らかに、人妻とのそんなゲームを楽しんでいる。
「後から触ってサイズを当ててあげますよ、奥さん」
「駄目ですよ、橋口さん。今夜は見るだけですから」
「そんなこと言わずに、ほら、奥さん、こっちに来て」
隣に座る妻を強引に立ち上がらせ、橋口が自分の腕の中に引き寄せる。
「いけません、橋口さん・・・・」
「いいから、ここに座って」
下着姿の妻が、橋口に求められるがまま、彼の膝に座らされる。
「いやんっ・・・・」
「奥さん、もっとこっちに来なさい」
妻の腰を引き寄せ、一層体を密着させていく橋口。
彼の下腹部に美尻を置いて座った妻に、欲深い腕が伸びてくる。
「綺麗ですよ、下着姿の奥さん」
「橋口さん、お触りは駄目ですからね・・・」
妻は知っているのだ。
男たちからこれ以上愛撫されてしまえば、敏感な自分の体が我慢できなくなってしまうことを。
夫とは別の男たちと過ごす淫らな時間。
3人に囲まれ、夫とはまるで違う手つきで好きなように愛撫される。
異国という非日常の世界で、妻もまたストレスを感じ、どこか自身の欲求を解放したがっていたのかもしれない。
そんな人妻の本音を、そこにいる3人は既に見透かしている。
「少しだけですよ、奥さん」
自分の腰に座らせた妻の胸を、橋口はゆっくりと、時間をかけて揉みしだいていく。
「いけません・・・・」
彼の手に自身の手を重ねながら、妻は唇を噛み、瞳を閉じる。
ブラに包まれた丘陵をいじめつつ、彼は彼女の剥き出しの背中にキスを与えた。
「あっ・・・・」
瞳を閉じたまま、妻が甘い息を漏らす。
「駄目っ、これ以上・・・・、主人に叱られます・・・・・」
「大丈夫ですよ。彼は帰ってきませんよ、今夜は」
宮野と北原が、悶え始めた妻の姿を見つめながらワインを舐めている。
橋口の手が、妻の膨らみの頂点をくすぐるように摘んだ。
「あんっ・・・・」
彼の腰の上で妻はびくっと肢体を震わせた。
「奥さん、こっちを向いて。キスしてください」
彼の愛撫を受けながら、後方を向いた妻は自分から欲しがるように唇を差し出した。