これまでのお話は
をご覧ください。
父は、ガンになってから
母は、施設に入所してしばらくしてから
人格変わった
父は、もともと怒りんぼ。
母に対して、人に対して、良くも悪くも自分の感情を表に出す。
母は、そんな父が怖くて、神経症になっちゃったくらい
認知症になってすぐは、怒りっぱなしの状態になったけど、
ガンになって、しばらくしたら…
めっちゃいい人になった〜
いい人になって、わたしや周りの人に毎日感謝の言葉連発!
あんなにいつも母に怒っていたのに、
母の悪口なんて一切言わず、褒めっぱなし
「おばあさんのおかげで、店をやってこれた」
「おばあさんは、できた人だ」
何回も繰り返し、ヘルパーさんやケアマネさんに話してた。
ほんとのホントの素の部分は、愛情たっぷりの人なんだ
って見せてもらえた
母は、もともと超真面目人間。
人に対しても、嫌な言葉や態度は見せない。
いつも、父に言い返せず、怖くてビクビクしてた。
認知症になってすぐは、気持ちが落ち込んでうつっぽくなったけど、
入所して、しばらくしたら…
毒舌キャラになった〜
施設での食事、口に合わないと
「まずぅいー」
ボランティアで来てくれた和太鼓演奏聞いてて
「うるさぁ〜い」
と大声で叫ぶ。
父が、母に会いに行くと
「早く帰ってくれんかなぁー」
と父に言って、すぐに帰そうとする。
(父もビックリ)
それは気持ち良いほど本音で生き始めた
わたしは、小さい頃から我慢してた母を見てきたから、
そんな母の姿を見るのは、すごく嬉しかったな
認知症になって、
それまで着ていたかたい鎧を抜いだら、
そこには真逆の人格。
人生のバランスここでとってるんだ!
この人たち認知症には、そのためになったのか???
なんて、思ったりして
父は2015年8月、86歳、誤嚥性肺炎(食道ガン)で、
母は2019年4月、89歳、老衰で、
天国へ旅立ちました。
ちゃんとバランスとった後に逝ったから、
わたし、安心して見送れた。
ありがとう
以上が、ざっとまとめたわたしの介護体験でした。
拙い文をお読みくださり、ありがとうございましたo(^-^)o