家に一人でいても寂しいでしょ？
ここに泊まったら楽しいよ
と、なんとかなだめていると、
丁度いいタイミングで介護士さんがお部屋に訪ねてきた。
こんにちは〜
いいお部屋ね。
娘さん達が一生懸命見つけてきてくれたのよ。
いい娘さんね。良かったわねー。
と盛り上げてくれた。
ママちゃんはいい気分
この方、ママちゃんの妹の春ちゃんに似てる。
下町のチャッキリ娘って感じで、
ハキハキ、ズバズバ喋る。
ママちゃんさん綺麗にしてますね。
とおだてられると
そうなのよ。美容の秘密は教えないわ
などと、冗談を言いながら楽しそう。
介護士の春ちゃん（勝手に命名）は
10年ケアマネをしていて最近、介護職についたらしい。
ママちゃんさんみたいな、明るくておしゃべり好きな方はこういうホームが合ってますよ。
きっと楽しめますよ。
と言ってくれた。それを聞いて少し安心。
楽しめるのが一番だもんね。
ガラッとドアが開いた。
見ると
ゴミ袋に私物をたくさん詰め込んで、手押しカートを押しているお婆さんがいた
お姉さんと出かけようと思ってるんだけど、お姉さんがいないの。知らない？
わからないです
リビングにいるかもしれませんよ。
なんだかその姿に笑ってしまった。
毎日、そのゴミ袋に私物を詰め込んでるのかしら？
施設の中で手押しカート
認知症のママちゃんにいつも接しているから、
認知症の人の行動は、ある程度わかる。
ママちゃんもカバンに色々詰め込んで、出かけようとしたなぁ。
なんかゴミ袋を持ち歩いてるの可愛い💕と思ってしまった。
ゴミ袋婆さんは、この後も何度も部屋にやってきては介護士さんに連れ戻されていた
リビングで、料理を作っていた介護士さん。
ポッチャリさん（こちらも勝手に命名）は介護福祉士と名札にあったので、リーダー格かな？
ニコニコして優しそうなんだけど、必要以上は喋らない。↑の春ちゃんとは正反対。春ちゃんはよく喋る。多分春ちゃんはパートさん。
リーダーなのかもしれないけど、ちょっと頼りない
若くてイケメンの若林さん（こちらも勝手に命名）は、見学の時に流暢に説明してくれた人。
経営会社の営業の人かと思っていたら、こちらのホーム長だった
介護支援専門員と介護福祉士の資格を持っていた。
他に、後日会った介護士さん達は
小柄なお兄さん。
大柄なお兄さん。
若くて可愛らしいお姉さん。
黒髪じゃなかったら入居者さんと間違えそうな年配のおばちゃん。
がいる。
でも、春ちゃん以外、誰も紹介や挨拶してくれないんだよね。
誰一人名前がわからん
そんなもんなのかな？
ママちゃん入居の話し
