走った距離はあくまでも指標の一つ | 三輪紀仁のブログ 「楽しく走ろう!」

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ランニングに関すること、トレーニングに関すること、色々書いていきます。

月末が近づいてくるとSNSなんかで良く今月の走行距離が~なんて投稿を多く見かけるようになります。
仕事柄、「コーチは普段どれくらいの距離を走っているんですか?」なんて質問も。
走った距離は裏切らないなんて耳障りの良いキーワードも良く見かけますが、果たして本当にそうでしょうか?


会話の中でこういう話題になったときに、私の返しは大体こんな感じになります。
「平均7分/kmで300km走った人と、平均5分/kmで150km走った人、どちらがいい練習だったと思いますか?」
実際にはその人のレベルや目標、環境によって左右されるので、どちらが優れているかは断定できないのですが。
これが同じペースで距離が倍違ったら、純粋にいい練習積めましたねとなるかもしれません。(故障が出てないことが条件)

例えばフルマラソン4時間切りを目指す人(平均ペース5分40秒が最低必要)が、
フルマラソンの練習として5時間切りくらいのペース(大体7分くらい)でしか走っていなければ意味が無いことですから。(全くとは言わないけど)

私としては、目標・目的に合った練習内容だったか、練習の中身が伴っているか、を大事にしてほしいと思います。
距離”だけ”で優劣を決めるのは本当に意味のないことです。

 

街ランで距離走をするのも目標・目的に合わせた取り組み方次第。

1回で50km走ったこの時の練習は、私がフルマラソンで自己ベストを目指すための練習には直結しません。

でもみんな本当に好きなんですよね、この話題・・・ショボーン