結局ズマロンサンハン② | norimのブログ

norimのブログ

ブログの説明を入力します。

①の続き

週末にもう少し検証してみた。





まずは、Lズマロンをカメラに取り付けてみた。上がM3で下がIIIcだ。
どちらも良いが、とりわけバルナック(IIIc)には、似合っている。

この時代のデザインはとても好きだ。小さいのにもの凄く丁寧な作りをしている。

材料は真鍮製だ、真鍮というのは削りやすく機械加工精度が出やすい材料でもある。
今のレンズに真鍮製は、ほとんどない。大抵は工業用プラスティックかせいぜいアルミ合金である。だが工作精度は真鍮の方がはるかに優れている。
(ただし、製造費用は遥かに高い)

次に、α7につけた場合の周辺流れの比較だが、下の写真で、左がLズマロン、右がMズマロンだ。
周辺画像に関して言うと、Mズマロンの方が良く解像している。Lズマロンは若干流れているように見られるが(拡大しないとわからないが)、中央部はとても良く解像している。



しかし、フィルムで撮ったLズマロンの写真(下)を見てみると、顕著な流れは見られない
テレセントリック特性が違うのかもしれない。



いずれにせよ、バルナックの広角レンズは、ズマロンに決めた。
すでに、ジュピター12とエルマー35は委託に出した。