結局ズマロンサンハン | norimのブログ

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バルナックライカ用の広角レンズをしばらく探し続けていた。
小さなバルナックに小さな広角レンズは、スタイル的にも機能的にも似合う。

最初は、ロシアンレンズ ジュピター12。
次に、ライツ エルマー35を購入した。

どちらも悪くはないが、納得はいかなかった。
ジュピター12は、逆光に弱すぎる所があるし、フードをつけると大きすぎる。
エルマー35は、周辺の解像がいまいちだ。ちょっと癖が強く私の手には余る。

5万円以下でLマウントの広角はそれほど選択肢があるわけではない。
残るはキヤノンの35、28mmかニコンの35、28mmかライツのズマロン35/3.5。コシナのカラースコパーくらいだろうか。

スコパーは、優等生なのだろうが、現代的で味気がなさすぎる。相場は、25000円程度だ。
キヤノン、ニコンは、状態が良いものであれば、値段は、ズマロンとそれほど変わらない。
いろいろ悩んだあげく、結局の所、昔手放した「ライツ ズマロン35(L)」を再購入する事にした。
ズマロンを買うのは実は3個目、初めに買ったズマロンはLズマロンで気に入っていたが、それ以上のMズマロンを手に入れてしまった為、手放したのだ。
当時バルナックは持ってなかった。

ズマロンは、美品級でなければ4万円程度で手に入る。そして、写りは折り紙付きだ。
(それほど過去2つのズマロンの写りは素晴らしかった。)

これで MズマロンとLズマロンで ズマロンは2つになってしまった。
結局最初から、ズマロンしか選択肢がなかったのかもしれない。


さっそく試写をしてみた。

(α7+ズマロン35/3.5)

f=5.6で撮った写真だ。
エルマー35と比較すると解像感は高い。周辺の流れもだいぶ収まっている。
だがMズマロンと較べると。Mズマロンの方がさらに解像感が高く周辺流れも少ないようである。
個体差の可能性もあったので、以前撮影した個体の違うLズマロン+NEX-5Nの写真も見てみたがやはり、LとMの違いなのではないかと思われた。(APS-Cの画角の狭い分は考慮した)

参考までに下の写真が、Mズマロン+α7で撮った写真である。


今回の試写の結果には満足がいったが、同じズマロンサンハンでもLとMは特性が違いMズマロンは手放せない事がわかった。
ジュピター12は早速、委託に出し、エルマー35も売却しようかと考えている。
ズマロン代くらいにはなるだろう。