葡萄のアクセサリー3

 

宝石には、ガラス浸透させてしまったり、液体を注入して、周りをガラスで覆いクラックを隠している場合があります。特にベリル系の石は、雨と呼ばれるクラックが入りやすく(いや入っている方が普通なのです)つまりエメラルド、アクアマリンなどは、かなりの確率で加工されて世に出回っています。それでは、それらの石は宝石鑑別書にはなんて書いてあるでしょうか?ガラス浸透させている場合には宝石鑑別書は役に立つのでしょうか?

 

残念ながら宝石鑑別書には、通常、鉱物名(宝石名)、色相、カット形状、重さが書かれているだけです。つまりガラス浸透させようが、宝石=エメラルドという行は間違っていないのです。もちろん良心的な組織の出す鑑別書には、「透明度の改善を目的として無色透明な含侵が行われています」と書いてくれているところもあります。しかしながら、鑑別書にはガラス浸透について、書かれていない場合も多いのです。

 

クラックのある無加工のエメラルドより、ガラス浸透させたり、液体注入している方が綺麗に見えるし売れるのです。このために、良質な宝石を手に入れるなら、日本のしっかりした店を探すことが重要ですが、残念ながら日本でカットし磨き、それを製品にできるところはとても限られています。

 

さて、今回は葡萄のアクセサリーの第3弾です。ネックレスにしてみました。写真で紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

この作品は以下の販売サイトにも掲示しています。

norimar (thebase.in)