座金接続2

 

前回は、石に部材を接続するため、厚手の座金を用いて接続する方法をご紹介しました。今回は、ちょっとしたアイデアをご紹介します。ピアス用のピンを使います。言ってみれば丁度、石にピアスしたと言ってもいいかもしれません。写真のピアス用の部材を使います。当然ピンは、耳たぶ側に刺すもので、こういうものです。

 

まず、ピン側を少し短く切ってしまいます。そして石の中央に穴をあけ接着剤を入れ、穴にピンを入れ込んでしまいます。もちろん石に穴をあけることなく、ピンのない丸い金属(よく売っています)を貼り付けてもいいのですが、強度の問題があり取れてしまいます。そこで今回は、石にピン止めする方法を使いました。ピンを耳側につけるのではなく、石側に付けるという発想です。

 

 

 

 

このイヤリング、余談ですがオリビア・ニュートンジョンさんの下の写真にあるピアスに似ています。黒いのはオニキスだと思いますが、真ん中の白い丸は、なんなんでしょうか?

 

 

脇道にそれてしまいましたが、もとに戻って、イヤリングを作りましたのでご紹介します。今回は、裏面の座金が金色ですので、金色で製作してみました。(前回は銀色でした。)黒に金色も、色の組み合わせとしては定番で、大人っぽいイメージになります。また、今回は、飾り石として、不思議な七色に光るデコレーションを使いました。この飾り石、通常は、ジルコニアのように透明なのですが、光を当てると下の写真のように、赤や青色に反射して綺麗です。

 

 

 

 

 

ただし、真正面から見ると下の写真のように青く見えます。この青がとても綺麗です。

 

少し角度を変えると下の写真のように赤色を伴って反射します。

 

ちなみに裏側からみると、こんな感じです。

 

 

 

 

 

反射の角度次第では、青と赤が同時に反射します。

 

ジルコニアの黒と、地金の金色と、飾り石の赤や青をコーディネートして作成しています。今回も接続部分があまり見えないように工夫したつもりです。