ストーン・フラワー

 

「哀愁のヨーロッパ」という曲で有名なギタリスト、カルロス・サンタナのアルバムに「キャラバン・サライ」というアルバムがあります。「天の守護神」とともに最高峰と呼ばれているアルバムです。当時FM局で何回も何回もかかっていましたので、よく記憶しています。私は、なんて大人っぽい曲なんだろうと思って聴いていました。

 

このアルバムのジャケットは、砂漠にラクダが列を作って進んでいる、その奥に、赤な夕日が大きく照らし出されているといった、視覚的にも印象的な写真を使っています。そのアルバムの8曲目にストーン・フラワーという曲があり、最近聞き直しています。(この曲は、ジャズの大御所アントニオ、カルロス・ジョビンの元曲をサンタナ風にアレンジしているものです。)

 

この曲がフィチャーしているのは、夕日が沈んでいくタイミングでしょう、この「逢う魔が時」の時間帯に、地面から聞こえてくる音や、周りに吹く暖かい柔らかい風に耳を澄ませると、その中には、石でできた花の音がはっきりと聞こえてくるといった歌詞の不思議な香りのする曲です、中東的な甘い花の香りがします。

 

この歌を聞いて、シーグラス・フラワーならぬストーン・フラワーを作ろうと思ったのが、今年の5月でした。しかしながら色々な他の作業に没頭してしまい、完成が遅れに遅れてしまいました。梅雨時のアジサイを作っていたのですが、完成した時には、すでに梅雨は終わってしまい真夏になってしまいました。石を削るのに時間がかかり、花びらのため8個も同じものを作らなくてはならず(花びらに縦に一本一本線を入れています。)時間がかかってしまいましたことも言い訳です。それでも、ようやく完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


qピンとTピン部分はゴールドフィルドにしてみました。