ファイナンシャルプランナー國松です
ご相談者様の中には、お勤め先にグループ保険(団体保険)が
ある方がいらっしゃいます。
ひとくちに会社のグループ保険といいましても色々で、
加入申込期限が
・毎月一定日までの随時申込受付
・年に1回のみ
だったり、
商品ラインナップが
先日のご相談者様のお一人は
・損保系1社のみの商品ラインナップで、
医療保険は、相当割安でした。
日額2万円の入院保障が月額1200円
その代わりに、死亡保障が傷害保険のみなので
病気死亡については民間の保険に頼ることになります。
別の相談者の方の企業グループ保険は
企業内グループ会社に保険代理店をもっているようで
いろいろな生命保険会社の商品が団体仕様になっていました。
掛捨て保険は割安でしたが、終身保障は場合によっては民間を
利用した方がよいように感じました。
さらに別の相談者の方のグループ保険は
給料(所得)保障が充実していました。
これは利用の価値あり、ですね。
企業グループ保険を利用するにあたって大切なことは
その企業に属することが無くなった時(=退職)に
継続することができるのか否か、ということです。
定年退職以外に
自己都合による退職もあれば
会社都合による退職という事態も想定しながら
グループ保険を活用されることをお勧めします。
ある企業は、退職後は死亡保障1000万円までに
加入継続できる、とのことでした。
仮に転職などで企業を退職されたタイミングで
病気を患ってしまった場合は、
その時点で加入できる保険はかなり限定的になってくると思います。
そうなりますと、保険料が安い・高いではなく
「加入できる保険がある」ことが重要視されてきます。
そのあたりも踏まえてグループ保険を検討なさるとよろしいかと思います。
などなど、加入のタイミングにもよりますが
配偶者の方も一定金額まで利用できますので
検討の価値はあるかと思います。