↓畑で採れた大根をもらった

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​不登校支援を始めて26年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




先日の記事をご覧になられた
弊ブログ読者様のお一人から
貴重なコメントを賜りました。






家族から
「聞くだけでいい!何も言うな!」
と強く言われ
それなら壁や人形に喋っとけ
と思いましたが…


画像はイメージです



なるほど
私に話に来る人は
別にカウンセリングを
して欲しいわけではないので
この3つでよいのですね





ふと、あるご相談者様を思い出しました。



   




※実際の事例を改変しています



感染症による出席停止後、
登校しづらくなってしまった
生徒さんがいました。



それから1年間
スクールカウンセラーとして
お母様と面談を続けました。



出会わせていただいた頃は
突然の出来事に動揺したご家族が、
本人を詰問してしまい…






親子関係が緊張状態に
陥ってしまっていました。



こうなると、多くのご家族は
本人の機嫌を取ろうとしますが、
それが逆効果になることも
少なくありません。



お母様は
カウンセリングで気づいたことを
熱心にメモに取り、
ご本人の変容に結びつけようと
一生懸命でした。



   




ある夏休みの日、
家族みんなで川遊びに
出かけることになりました。



楽しい思い出の地に行けば、
何か変わるかもしれない…
と淡い期待を抱いて。






車に荷物を詰め込み、
さあ出発!と
誰もが思ったその瞬間…



お母様が「帽子を忘れたわ!」
と声を上げたそうです。



すると突然、ご本人が



「うるさい!
 帽子ぐらいで騒ぐな!
 そういうところが
 嫌なんだよ!」



と怒鳴りました。



お母様は驚きのあまり、
その場で動けなくなりましたが…



お父様がそれとなく



「今から取りに行くと時間がかかるし、
 帽子が要りそうなら途中で買えばいいよ」



と間に入って、無事出発。






この時、お母様は
自分の言動が子どもに与える影響を
自覚されました。



それまでは、
子どもが何を感じているのか分からず、
思いつくままに発言していたそうです。



しかし、この一件をきっかけに、
「自分が変わらなければ」
と強く決意されました。



それからは、わたしの発言を
メモに取るのではなく、
ご自宅でのやり取りをメモにして
持ち込むようになりました。







   




その甲斐あってか、
進路についての話し合いは
スムーズに進みました。



お母様の提案にご本人も納得し、
挑戦することができました。



私がそのスムーズさに
感心していると、お母様は
「帽子事件のおかげです!」
と笑っておられました。



ご本人の変容に一番役立ったのは



私がよけいなことを
言わないことです!





と、きっぱりおっしゃってました。



   




この時、わたしが支援の礎と
していたのはCRAFTでした。



ご本人が現れなくても
支援の方法はあります。




ご家族向け