ものすごく久しぶりに
森茉莉のことを思い出したら
傑作『甘い蜜の部屋』を
初めて読んだ時の印象が
よみがえって来ました。
蠱惑的な美少女モイラに
ピアノを教える男性の家庭教師が
登場するのですが（うろ覚え）
少女に接近して
唇や指、肌を間近で
見ているうちに
性的に刺激されているような
錯覚を覚えるようになり
（少女は誘惑していない）
その欲望を隠すべく
少女のレッスンが次第に
サディスティックな様相を
帯びていく…（狂気）
みたいなくだりがありまして。
あー、なるほどなー
女子の部活動にどハマりする
おっさん教員の心理はこれかー
と、膝を叩きまくって
皿が割れた記憶があります。
では、実際のところ、
女子の指導と男子の指導は
どう違うのでしょうか。
その昔、職員室の雑談で
部活大好き教員（BDK）の先生に
インタビューをしてみました。
お尋ねしたのは
通称・深爪先生です。
女子の指導が難しいのは
「先生、カッコいい！」
と思わせる場面や瞬間を
毎日作らないといけない。
そうでないと
誰もついて来ない
男子の場合はどうかというと
あいつらは単純やから
月に１回でええねん
月イチで
だまされる
男子の悲哀
これもまた
なるほどねー
と、思いました。
BDKは学習院大学の長沼豊先生の造語です
