早いもので今年の7月で
不世出の才能・中島らもが
現世と肉体を離れて20年。
享年52歳。
わたしもその年齢に
近づいて来ましたが
なんと波瀾万丈の
人生であったか。
すでにいろんな人が
SNSに書いていますが
『その日の天使』という
有名な短編があります。
原稿が書けない時に
外から聞こえて来た
焼き芋屋さんの呼び声に
安堵するという話ですが
これはぜひとも
動画でご覧いただきたい。
この独特な語り口調を
ご本人様は「牛しゃべり」と
自嘲しておられましたが
ゆーっくりしゃべる人が
昔のテレビでは当たり前に
出てはったんですねえ。
息もつかせぬ早口で
難解な用語を連発するのは
詐欺師の手口なんですて。
数年前、市内の学校で
発生した教員不祥事を受けて
研修を担当することになり
別の仕事を片づけて
まったく気が進まない
その仕事に向かうべく
1時間に1本しか来ない
地元ローカル線に
乗り込んだところ
ん？
どっかで見たことある
金髪の男の人がいるよ。
しかも機材を運ぶ
テレビクルーらしい
人達と一緒に。
ロンブーの
亮さんやん
どうやら田舎まで
ロケに来られていた
ご様子でした。
あれはわたしにとっての
その日の天使 でしたね。
こちらに所収されております
