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​不登校支援を始めて26年
5歳の時から
やってます
パー
(ここ、笑うとこです)

星プロの不登校児とは?




面接回数を重ねるたびに
多くのクライエントさんは
カウンセラーに対して
まるで家族の延長のような
安心感を得るようになります。






実はこの「家族の延長」という
感覚こそがなかなかの曲者で



安心感と引き換えに
家族の中で起こっている
悩みや問題に近しい現象が
カウンセリングの場面で
再現されるようになります。



これを「転移」と呼びます。



RPG的に言えば
魔法陣で何かを召喚する
呪文に近いかもしれません。






攻撃力は増すけど
その分MPは減る



みたいな感じでしょうか。



カウンセリングというても
時間と労力は必要ですから、
カウンセリングに行けないほど
辛くて苦しいという状況が
あってもおかしくないわけです。



そして「転移」と対をなす
概念がありましてですね。



カウンセラー側の問題が
面接場面に投影されることも
同時に起こっています。



それを逆転移と呼びます。



ありがちなパターンとしては



私もあなたと同じ
不登校児家族だった



というエピソードを
やたらと連呼する
カウンセラーさんは



ちょっと怖いかなあ…



   




昔、わたしとは異なる領域の
支援職資格を有する人物が手がける
教職員研修を受講した時のこと。



まあ、なんといいますか、
残念な研修内容だったのです。



冷めた雰囲気に焦ったのか、
その方、挙げ句の果てには
「うちの子も不登校だった」
と言い出してしまいまして…



それ、言っちゃうと
学校の先生なんにも
言えなくなりますやん。



率直な議論や意見交換が
できる風土を作ることが
研修の目的でしょうに。



支援に携わる者が
学校の先生を
黙らせてどうするよ



古参の心理職に言わせれば
わが子の手柄を横取り
しているだけであって
技術でもなんでもないです。



「同じ経験をした人」を好む人
世の中にはいらっしゃいますけどね。



横取り40万