多くの不登校児家族は
当事者情報が大好きです。
（わたし調べ）
しかし、ここにも
トラップがあって。
不登校児さんご本人が
まだ元気じゃない時に
ブログを読んだり
親の会に行ったりすると
回復している人達の話だけで
だんだんつらくなるそうです。
これを「下方比較」と呼びます。
他者と自分を比べては
問題の程度や困難さを
競ってしまうのです。
これ、結構くせ者
地元で定評ある不登校講演会に
参加した不登校児家族様より
何年もひきこもりだったり
うちよりも大変なご家庭の
お話をお聞きしてたら
うちの子は全然病んでない
と思えるようになりました！
と意気軒昂なご報告を
賜ったことがあります。
わたしは思わず
自ら好き好んで
ひきこもりになった方は
一人もいらっしゃらないと
思いますよ
と、錆びた釘を刺して
しまいました（たとえ）
カウンセリングの原則に
反しているのかも知れませんが
不登校児家族の偏見や誤解を
わたしは割と注意喚起します。
なぜかというと
不登校児は
差別や偏見に
めざといから
口先だけわかった風にしても
不登校児の目はだませません。
むしろ差別に鈍感なのは
大人のほうでしょう。
そして罠に気づくこともなく
たこつぼ化してしまうのです。
