呉空襲の戦時下にある地へ嫁いで来た、すずさんの日常生活や人間模様を描く
脚本/監督を手掛けた片渕須直が、主人公すずの声に女優、のんの起用を熱望した、こうの史代の原作を映画化の本作
おっちょこちょいだが、おっとりした性格の主人公すずを、のんが親しみ込め熱演
戦時中、食料や物資の配給困難な状況下で、家族とともに助け合いながら暮らす様子、すずの淡く複雑な恋心など、人間味あふれる思いに親近感を覚える
空襲により身近な人を亡くし、すず自身も惨劇に見舞われ、胸に秘めていた思いが溢れ出し、感情を爆発させながらも生きようと奮起する、すずの力強い姿に胸が熱くなる
空襲・広島長崎の原爆投下など戦争の悲惨さや、わずかな物資・食料を工夫、負傷した人物に寄り添い服をリメイクするなど生活の知恵、惨劇に見舞われ人物同士衝突しても、向き合い助け合う姿に胸を打たれる
困窮する状況下に互いを思い合う重要性込めた本作鑑賞中に、新型コロナウイルス関連のデマによって話題の商品を買い占めてしまったり、差別してしまう.など、現代社会での異様な出来事が思い起こされた
本作の様に、どの様な状況であっても人同士が助け合える社会になって欲しいと願っていた
本作は、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など受賞した
