父がいなくなって、

実家のごみ集めは

私の仕事になりました。

 

91歳の母は、近くのごみ箱に

何でも捨ててしまい

ちらしも、ポリで出来た袋も

一緒です。

歩くのがままならないので

仕方がないのですが、

「自分で、分けて捨てて」って

言いたくなります。

 

父は、これを、

毎朝、所定の場所に分類して

決められた日に、

決められたものを

忘れずに出していました。

 

台所に置き去りにされた

空き缶や空き瓶を

空き缶のごみ箱に

 

ペットボトルは

ラベルをはがして

ペットボトルのごみ箱に

 

生ごみは、有料の袋に入れて

生ごみのごみ箱に

 

新聞は、新聞入れに

紙ごみは小さく畳んで

所定の箱の中に

 

これを、毎日していた父は

「本当に偉い!」って尊敬します。

93歳、亡くなる10日前まで

父は、家じゅうのごみを

市のルールに従って

分別していたのです。

 

家に対する責任感だったのでしょう。

 

今、私がバトンタッチして

収集日の前の日だけでなく、

一日の終わりには、

ごみを外に出す仕事が加わり、

ごみを出すにも、

能力と根気が必要だと

実感しています。

本当に、大変。

 

我が家のごみ当番の夫にも

ありがとうです。

そして、

じいちゃんも、本当に

長い間、ありがとう。