B001、論語 | 崖っぷち女社長の挑戦記(旧/上海風情)

B001、論語

著者;貝塚茂樹

 

びっくり・・・。なんと今年1冊目の読書の投稿。

いかんですね、読書録も投稿していきます。

 

古典に触れたくなって読んだ貝塚氏の論語。

2500年も前に孔子とお弟子さんとの言行録で

孔子が書いたものではないというのが面白いですね。

 

思えばキリストも、釈迦も、ソクラテスも同じ。

語り継いでくれたおかげで現代にも生きてる。

 

論語は孔子が亡くなった100年後にまとめられ

体系立てられるまで500年かかったそうです。

孔子の言葉を自分の行動に落とし込んでいたからできたこと。

これが「知識」だけの学問だったら

言行録として残らなかったでしょう。

 

私が好きな孔子の言葉は3つ。

1、子曰わく、学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。

朋あり、遠方より来る、また楽しからずや。

⇒学問の楽しさ、それは先生から学んだことを時々復習してみる。

そしておさらいするたびに、何か新しい意味を発見するということだ。

遠方から友達がやってきて、学問のことを互いに論じあう、それは

一人で復習しているのと比べて一段と楽しいことではないか。

 

 

2、子曰わく、我十有五にして学に志す。

三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。

六十にして耳順う。七十にして心の欲するところに従って矩を超えず。

⇒私は数え年で15歳で初めて学問の道に志、三十歳で自分の立場をかため

四十歳ではすっかり迷いがなくなり、五十歳で運命のなんであるかを知り、

六十歳では他人の言をすなおに受け取る事ができ、七十歳では欲するままに

行っても少しも行き過ぎがないようになった。

 

3、子曰く、吾れ日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざるか、

朋友と交わりて信ならざるか、つたえて習わざるか。

⇒私は毎日その日の自分の行動を3か条に照らして自己反省してみる。

第一は他人から相談を受けた場合、本当にその人の為を思って

返答してあげたかどうか。第二は、友達との付き合いでかりそめに吐いた

言葉を本当に実行できただろうか。第三に、先生から伝授されたことを

練習を怠っていなかったか。

 

 

今回この本を読んで、いいなと思ったのはこちら。

子曰わく、その以うるところを視、その由るところを観、

その安んずるところを察すれば、人為ぞかくさんや、人為ぞかくさんや。

⇒他人の人物を見分けるのはたやすいことですよ。その人に友として

付き合っている人がどんな人か、それを見ればすぐわかります。

次にその人の経験、それは少し細かに見ないといけません。

最後に人はどこかで落ち着くものだが、その人がどこで落ち着くか、

その落ち着きどころ、つまり行動の目的、それをよく調べて

みなければならぬ。この3つをおさえれば、その人柄は自然にわかるよ。

 

 

そらんじることができたらよいのですが

それよりも解釈を理解し実行する方にエネルギーを使います!