留学のうわさ② 勉強できなくても卒業できる?  | 大河内乃梨子 mI-tune 留学サポートやってます

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勉強できなくても卒業できる?

 

    

2022年6月からNZに高校留学を始めた

娘の学校生活や

留学情報などをお届けします。

 

今回は留学のうわさ②

勉強できなくても卒業できる?

ニュージーランドは勉強に熱心じゃない?についてです。

 

これ本当?

 

ニュージーランド留学は単位を落としても

英語が出来なくても留年しないし、卒業できる!

ニュージーランドは勉強に熱心ではないので

卒業はカナダよりも簡単!

 

これ誰が言ったんですか?

 

 

まず、ニュージーランドはYear11からYear13までが

日本でいう高校生の学年にあたります。

(ニュージーランドの教育制度的には、

Year9からYear13までの5年間が高校の扱いになります)

そして、Year11からYear13の生徒は、毎年学年末

(11月)に、ニュージーランドの統一試験を受けます。

NZQAと検索すると、ニュージーランドの統一試験のサイトから、過去問を見ることができます。

 

 

数学の過去問が載っているページをリンクしておきますね。
Level1 数学過去問

 

数学といってもいくつか種類があって、

上記の過去問リンクは、表を見ながら分析して

根拠を示しながら質問に対する回答を書いていく試験です。

計算よりは筆記メインかなと思います。

計算をして、数値を答える問題もあります。

 

日本で言う計算問題はAlgebraといいます。

計算問題過去問

 

Level1はYear11で受けるもので

学年が上がるにつれて

Level2、Level3となっていきます。

 

他の教科も閲覧できるので

いろいろ見てみてください。

 

どうでしょう?

難しそう?簡単そう?

 

見る方の英語力によって感じ方は変わるかもしれませんね。

ライティングが多いので、ライティングが好きな方は、

ニュージーランドの試験は向いているかもしれませんよウインク

 

私は計算問題のみなら何とかがんばればできそうです。

ちなみに、数学では関数電卓を使います。

学校から機種を指定されて、娘は持っていきました。

でも、計算機の使い方のほうが慣れるまでは難しいので

娘は筆算をしたほうが早いと言っていました。

 

 

娘は昨年6月に留学を始め、

昨年11月中に受けた試験では全く歯が立たず、

落としてしまった教科がありました。

しかし、新学年に進級できています。

(さすがにすべての単位が取れなかった場合でも

進級できるのかと聞かれたら、NOだと思いますが)

 

卒業までに必要な単位は定められているので

足りない分はどこかで補わないといけません。

 

また、Year11の最初のほうで受けるはずだった

テストを娘は6月から留学開始だったために

受けられていません。

Year11からの勉強に必要な基礎的な知識を

持っているかの確認テストのようですが、

このテストの単位は、卒業に必要で

必ず取らなければいけないものです。

 

授業の合間を縫って

今後時間を見つけながらテストを受けて

その単位を取っていくという説明を

受けました。

 

 

と、ここまでの説明でもお分かりの通り

「ニュージーランドは単位を落としても進級できる」

というのは、娘の場合では

進級できるという点では合っていると思います。

 

しかし、勉強ができなくても、

英語ができなくても卒業できるか、となると

卒業に必要な単位があるので、足りなければ卒業は

できないと考えるのが普通だと思います。

足りない単位を補うために勉強したり

課題をやったりする時間が増えるのも事実。

 

 

「勉強できなくても単位を落としても卒業できる」という

言い方をするならば、これは事実ではないと思います。

(単位を落としたことがあっても卒業できるというなら

合っているかもしれません。うちはまだ卒業していないので

なんとも言えませんが)

 

 

娘は今年、数学(Algebra)、生物、アート、体育、ESOLを

取っています。

 

数学は、昨年留学を開始した頃、娘が留学前に通っていた

都立高校で学習した範囲よりももっと先に進んでいたようで、

「みんなもっと先に行っちゃってる」と言っていました。

昨年は確か、chance and data

というものをやっていました。

Year11では、数学はみんな共通のものを勉強します。

表やデータか、計算をやるかは

Year12から選択できます。

 

体育は、みんなでバレーボールをしたり

テニスをしたり、走ったり日本の学校の体育と

同じようなこともしますが、効果的なトレーニングの

プレゼンをしたり、足の筋肉の動きを

てこの原理を使って説明するという宿題もありました。

 

よく、留学当初は勉強ばかりの教科ではきついので

体育や音楽などの芸術系を選択に入れて、

クラスでの授業ばかりではない時間割にするとよいと

聞きますが、娘の場合は

体育でもただ運動していればいい授業ではなく

生物・保健体育も混ざった感じです。

 

来年は体育を取らない!と娘は宣言していました笑い泣き

 

アートは、日本の中学や高校の美術と同じ感じです。

同じアートでも他には写真・映像・ペインティングなんかもあります。

娘は、テーマを決めてそれに沿ったデザインを考えるというのを

今年度はずっとやっていて、最終的に大きな紙に印刷して

展示するそうです。

 

 

そして、カナダについてです。

カナダは卒業するために受けなければならないテストが

あります。

 

これはコキットラム地区の教育委員会から直接聞いた話ですが、

「真面目に3年間授業に参加していれば

まず落とすことはない」そうです。

ブリティッシュコロンビア州のテスト

 

こちら、サンプル問題のリンクです。

見てみてください。

 

私、初めて見ました。

カラーで読みやすく工夫されていると思います。

Grade10,11,12がカナダでの高校生です。

Grade10と12で受験する必要があるようですね。

パソコンを使って回答をしていくそうです。
 

 

コキットラム地区教育委員会の話では、

カナダの大学に入学したい場合

Grade10は成績が悪くても関係ないそうです。

大学に関係してくるのは、その後。

 

トップ大学に入る学生は

全てAの成績を取り続けている生徒だそうです。

 

カナダはこの卒業試験よりも

学校の成績でいい成績を取り続けるほうが

大変なんじゃないかという印象を持ちました。

 

カナダの教科書や普段の宿題はどんなものなんだろう?

すごく興味があります。

 

ニュージーランドとカナダ(ブリティッシュコロンビア州の場合)を

見てきましたがどうでしたか?

 

ニュージーランドのテストとカナダ(ブリティッシュコロンビア州の場合)

を比較した情報がなかったので、参考になればうれしいです。

 

 

 

 

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