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■ デフレ脱却の議論スタート 骨太の方針へ 3年半ぶりに諮問会議を再開

                                (01/09)


 

 安倍政権は9日、経済財政運営の基本方針を決める政府の「経済財政諮問会議」(議長・安倍首相)を復活させ、新政権で初の会合を首相官邸で開いた。


 首相は物価の下落が続くデフレからの脱却や、財政再建、予算編成方針などをまとめた「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)」を今年6月をめどにまとめることを指示した。

 諮問会議には、首相、麻生副総理、菅官房長官、甘利経済財政相、茂木経済産業相、新藤総務相の5閣僚、日本銀行の白川方明総裁、民間議員4人が顔をそろえた。


 首相はあいさつで、

 「日本にとって最も重要かつ喫緊の課題は強い経済を取り戻すことだ。諮問会議は司令塔の役割を果たしてほしい」、

 「政府と日本銀行の連携を一層深化させたい」、

 と語り、物価上昇率2%のインフレ目標の採用を求めた。


 また、「日本経済再生と中長期的に持続可能な財政措置の双方を実現する道筋を検討していただきたい」、

 とも述べ、財政健全化にも取り組んでいく姿勢を示した。

 11日にまとまる緊急経済対策で、政府は国債発行などで10兆円余りを支出する方針のため、国の財政の立て直しが課題となるためだ。


                          ( 読売新聞より )


 自公両党が政権復帰の象徴と位置づける経済財政諮問会議。

 金融政策を担う日銀総裁が毎回参加する予定で、安倍晋三首相はさっそく日銀に「大胆な金融緩和」を催促した。

 政府と日銀は会議での議論を踏まえて連携強化を図るが、日銀の独立性のあり方が焦点となる。

 安倍政権は経済再生に向けて積極財政を優先する構えで、経済成長と財政再建を両立する道筋をどう描くかも注目される。


 「10年以上デフレが続き、相当なことをしないとマインドが変えられない。

 日銀総裁とこの場で議論することは極めて重要だ」

 白川総裁を前にした安倍首相の発言には、諮問会議の議論の方向を固める鮮明な意志がにじんだ。

 首相就任以降、白川氏と公式な対面は初めて。

 居並ぶ閣僚からも金融緩和を求める意見が続き、諮問会議が、「日銀の独立性を脅かす場にならないか」という関係者の警戒感はますます強まっている。



 白川総裁は

 「賃金が上がり、経済全体がバランス良く改善する中で物価が上がるのが人々が望む姿。日銀が財政のファイナンスをしているとの懸念を持たれないよう、財政健全化の取り組みも重要だ」、

 とクギを刺したが、閣僚から財政規律を求める声は少なかった。

 諮問会議は官邸主導の政策決定を目指して01年発足。

 当初から首相の意向を日銀に迫る機能を期待する声があった。


 森政権下で開催された初会合でも「金融政策をタブー視せずに議論すべきだ」との意見が浮上したが、当時の速水優総裁は、

 「金融政策は日銀の政策会合で決める」、と反論。

 歴代内閣との間で水面下の駆け引きを続けてきた過去がある。

 甘利経済再生担当相は諮問会議終了後の記者会見で、公共事業削減などに取り組んだ小泉政権時の諮問会議と同様の改革に切り込むかと問われ「もちろんだ」、と強調。


 安倍政権は、まずは経済を再生し、税収を増やして財政を強くする道筋を描く。

 そのため短期的には公共事業などで需要を下支えすることに積極的な姿勢だ。

 11日に決定する緊急経済対策は、国の支出だけで10兆円超。

 財源には5・2兆円の国債を発行する。

 12年度の新規国債発行額は50兆円近くに膨らみ、前政権が規律の目安とした「44兆円」枠は棚上げとなる。


 景気が回復しなければ、借金の山がさらに高くなる可能性がある。

 甘利氏は会見で「骨太の方針に『短期は柔軟、中長期は健全化』といった何らかの表現が入ると思う」、

 と述べ、安倍政権でも中長期には財政健全化を重視する姿勢を強調した。

 7月の参院選を控え、与党の反発が高まる恐れもあり、難しい調整を迫られる。


 今年の大河ドラマ、平清盛、面白いですねー!


 近年の大河の中では出色の出来!!


 物語はクライマックスを迎え、ますます目が離せない!!



 ・・・とか言うと煙たがられてしまうのでしょうか・・・。



 視聴率的には『大河ドラマ終わった』との声もあるとか・・・。


 しかし、歴史好きな人にとっては、よくぞこの2012年というタイミングにこれを放送してくれたなーと、不思議な縁を感じます。


 良くも悪くも、新しい国づくりを強行する平家と、古き良き伝統を守ろうとする貴族。


 これって安倍氏 VS. 白川総裁 の戦いにかぶるんですよね。


 やたらと金融緩和の推進を強調していますが、それは日銀の仕事で、政治家がやることはあくまで経済の成長を実現することです。


 いくら金融市場を一時的に持ち上げたところで、それはあくまでカンフル剤であって、その根拠となる強固な社会基盤がなければ、すぐ元に戻ってしまうでしょう。



 『日本をとり戻すッッ!』と言っていますが、一歩間違えば、単なる悪いバブルの復活で、『日本を後戻りさせる!』の間違いでしょう。


 あまり間抜けなことばかり言っていると、また官僚が陰でコントロールする仕組みは変わらないかますます強まりそうですが、真心のある官僚はおそらく、この事態、むしろ危険を感じているのでは。



 どう考えても小泉構造改革を前進させたい勢力は、狂喜乱舞ではないでしょうか。


 出来ればあんまり日本をぶっ壊してほしくなかったのですが、もうこうなってしまったからには、行き着くところまで行ってもらうしかないのでしょうね。


 新しい家を建てるには、まず古い家を壊し、更地にしなければならないですし。



 発足早々疑問視していても仕方ないので、ここはしばし、国民も期待し、覚悟を決めるしかないようです。





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■ 脱デフレへ 政府日銀共同文書見直し インフレターゲット2%目標

                                (12/18) 



 日銀は、デフレ脱却に向けて、政府と10月にとりまとめた共同文書の見直しに着手する見通しになった。


 衆院選で圧勝した自民党は政権公約で、日銀が消費者物価上昇率2%を「目標」とすることを明記。


 日銀は、政府との共同文書で独立性に影響が生じかねないと懸念しながらも、自民党の公約に対応して、2%を目指す姿勢を明確にすべきかを検討する。


                           ( 毎日新聞より )


 安倍晋三総裁は17日の記者会見で、総選挙で公約した2%の物価目標を日銀との政策協定(アコード)で取り決めることについて、

 「内閣の発足と同時に関係閣僚に指示したい」、 と述べた。

 現在の共同文書は今年10月に作成、

 「消費者物価上昇率が2%以下のプラス領域」を物価安定の「目途」としたうえで、「当面は1%を目指す」、 と明記した。


 日銀は、「中長期的には2%で、当面は1%」(白川総裁)と説明しているが、市場が物価目標として認識しているのは1%。

 安倍総裁は「『目途』ではなく『目標』」、 「1%ではなく2%」への変更を主張してきた。

 物価上昇率は現在0%近辺にあるため、1%を中間目標的な位置づけとする案や「目途」という表現を「目標」に変更する案などが浮上している。

 文書で日銀は、政府に対し成長力強化や財政再建に向けた対応策を明記するよう求めていく考えで、財政、金融政策の足並みのそろった文書を目指す。


 先に、日銀の白川総裁は11月20日、金融政策決定会合の後の記者会見で、衆院選の争点に金融政策が浮上していることについて、

 「積極的な緩和は既にやっている、

 日銀の強力な金融緩和策を反映して金融環境は緩和した状態にある」、

 と述べ、安倍総裁ら積極緩和を求める動きに真っ向から反論していた。


 安倍氏が求める3%の物価上昇についても一般論と断ったうえで「現実的ではない」と一蹴していた。

 日銀法の改正も慎重に検討すべきだとの認識を示した。

 白川総裁は物価目標について、80年代後半のバブル期でも消費者物価の上昇率が3%に達したことがないことを踏まえ、

 「3%は現実的でない。今まで経験のない物価上昇率を掲げ、政策を総動員すると長期金利が上昇し、財政再建にも実体経済にも悪影響が出る」、

 「国民が望むのは単なる物価上昇ではなく、雇用や賃金が増加し、緩やかに物価が改善する状態」、 と述べた。


 また、安倍氏が主張する日銀による建設国債の直接引き受けについては、

 「通貨発行に歯止めが利かなくなり、さまざまな悪影響を及ぼすのは歴史の教訓」

 と、明確に反対する考えを示した。



 みんなの党の渡辺氏は17日、フジテレビの番組で、安倍総裁が日銀の白川総裁について、「はやく辞めてくれないかな」、と発言したと暴露。


 安倍氏はデフレ脱却のために日銀に大胆な金融緩和を求めており、同様の考えを持つ渡辺氏は、新首相に就任する安倍氏の発言を明かすことで、日銀への圧力を高める狙いがあるとみられる。