ベルリン芸大で2015年から2016年までアルテミスカルテットに師事しながら活動していたZelig Quartett(ツェリッヒ・カルテット)が期間限定でWeb上で再結成することとなりました!
メンバーはこちら!
写真左から
・Richard Soldan(リヒャルト・ゾルダン:第一ヴァイオリン/ドイツ)– ノイブランデンブルク・フィルハーモニー管弦楽団第2コンサートマスター
・山口徳花(チェロ/日本)
・Mari Häring(マリ・ヘリング:ヴィオラ/ドイツ)
・Lutong Zhang(ルートン・ジャン:第二ヴァイオリン/中国)– メクレンブルク州立歌劇場管弦楽団次席奏者
※肩書きは現時点でのものです
みんなそれぞれオーケストラや室内楽でドイツ各地で活躍していますが、ドイツもコロナの影響でオーケストラの活動が一時休止となったため、ヴァイオリンのルートンから「テレワークアンサンブルをやってみない?」との提案がありました。
テレワークとは言えまさかまた一緒に弾ける日が来るとは夢にも思わず、とても嬉しかったです。
実際には会っていないわけですが、カルテットで共に活動していた頃にタイムスリップしたような不思議な感覚で、そしてやはり彼らの演奏が好きだなぁと、ニヤニヤしながらの楽しいレコーディングでした
その試作品がこちら。(1分以内の動画しか貼り付けられないため中途半端ですがお許しを…)
モーツァルト:弦楽四重奏第14番「春」1楽章より
テレワークアンサンブルでは、
まず一人がレコーディング
↓
次の奏者がそれをイヤホンで聴きながら演奏してレコーディング
↓
それを一つにまとめたものを次の奏者が同様にレコーディング
↓
…と重ねていきます。
リアルタイムで反応し合うということができない分、前に録音した奏者(達)の内面で起きている音楽の呼吸に寄り添うことがより重要になってくる感じがしました。
そういう意味で、意外にもとても人間的な感覚が必要になってくるというのは大きな発見でした。
自分や相手の癖もより見えてくるので、とても勉強にもなります。
これから複数回、本格的な作品を作りYouTubeで公開する計画を進めています。
またその都度このブログでもお知らせします。
お楽しみに!
それではまた。