水彩画では白色の表現は「白くしたい部分を塗り残す」のが基本的な方法です。
大きく残す場合は問題ないのですが、細かく残したい時…例えば、空を舞う雪とかカスミソウなどなど、とてもではないけれど「塗り残すなんて無理!」という場合、、、そういう時は①前もってマスキングしておいて②その上から心置きなく絵具を塗って③乾いたらマスキング部分を剥がす、という作業をして表現します。
マスキング液(アラビアゴム)はボトルに入った物やペンシルタイプなど色々あります。
液は固まるとゴム化するのでそのまま放置すればカチカチに固まって使い物にならなくなります液をつけた筆も後始末をきちんとしないとカチカチに固まって使いものにならなくなります
なので、時間勝負で洗浄する必要があります…それがプレッシャーで、私は常々『何かもっと楽できる方法は無いものか?』と思っていました。
そんな時、見つけたのです
0.05㎜という細さの管を液の入った樹脂製ボトルにセットして、そこからマスキング液を押し出しつつ紙に直接、描く!という商品を
けっこう値がはりましたが『楽できるなら』と購入しました。
確かに1〜2回は良かったです。筆を使わないので洗う必要もないしネ!
しかし、、、今回、使おうとしたら、、、細い管の中に残っていたマスキング液が固まっていてボトルから液を送り出すことが出来なくなっていました
商品には管の掃除用針金が付いているので、それを使って管を開通させようとしたのですが。。。固まったマスキング液は強かったーーー
針金が負けてグニャリと曲がってしまいました
それでも何度か管に差し込んである程度は開通したように感じたので、ボトルのお腹を思い切りグイッと押したら。。。
ヒャーーー
中身がドバ―――ッと
マスキング液が勿体ないので、Gペンのくぼみに液をすくい上げ、マスキングの続きを施しましたが結果は。。。
窓の模様がもっと繊細にカッコよく表現できるはずだったのに。。。
※あべまりえ著「透明水彩の教室」の模写です
ここ最近、水彩紙研究なることをやっておりますが、更に、画材研究にまで研究が広がりそうで少しメンドクサイ気分です
でも、私が今ココにこうやって書くことで、もしかしたらそれを読んでくださった方が「へぇ~、便利そうだけどちょっと注意が必要だな」などと思ってくださるのならホントにホントちょびっとだけでもお役に立てるのかも…なんて考えています。
だって画材ってどれもけっこう価格が高いですから。
※ちなみに先のマスキング液は世界堂さんの割引価格でも税込み¥825でした。数回で✖になったとしたらチョット…ね
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