お早うございます!
今回の御園座の演目は、南総里見八犬伝なので、雅楽を奏でるわんちゃんたちの帯を☺︎
さて、今月25日まで上演されている 四月陽春花形歌舞伎「南総里見八犬伝」ですが、
壮大なファンタジーを描くため、たくさんの舞台上の仕掛けがあるんです(^-^)
中でも、観られたお客様も驚いた!と話してくださるシーンがあり、、、ご紹介すると、
まだ互いが八犬士であると知らない犬飼現八と犬塚信乃が、瓦屋根の上で立ち回りを演じるシーン。
そこで、二人が見得を切り、次の場面に移る転換が!
わ、すごい、、、と正直、私も驚きました。
タイトルにもあるがんどう返し
という珍しい場面転換だそうです。
セットが後方へ倒れながら、次の場面が下から登場するので、当然、上にいる役者陣は、90度の角度ギリギリまで 足の筋力とバランス感覚だけで耐えて耐えて耐えまくり、お客様より見えなくなる90度以降は、セットの裏に滑り落ちてゆくだけ。
聞けば、下に毛布も何も引くことはできない転換であり、やはり危険を伴うものでもありますが、
大道具さんも最新の注意を払って日々のぞまれていて、役者陣も 日々、お客様に喜んでいただくために、気愛と根性で体を張っている、とのこと。
中日新聞さんの記事より
がんどう返しについて
↓
がんどう返しの装置を備えている劇場はほとんどないみたいで、御園座でも、この八犬伝の上演が決まってから設置したそうです。
これらのことももっと皆さんに知って欲しいなぁと思い書きました☺︎
ラストスパートを迎えた御園座 里見八犬伝。
どうぞこの珍しい場面転換である がんどう返しも、
一つの見どころとして、ぜひ観にいらしてください!
の。