台湾の劇場では、着物でした。
日本からの歌舞伎の贔屓筋をお迎えする役目でしたので、
現代劇といえど、主人の仕事でお客様の前に立つ場面があるときはすべて着物です。
楽屋周りにしかいないときは、洋服でも大丈夫なのです✨
今回、日本から、荷造りの中に入れた着物は
藤色の色無地でした。
現代劇で、そして、夜公演しかない初日でしたので、少しラメが入っているものにしました。
そして、
その着物に合わせようとして用意していたのは、
季節もの、藤の帯でした。
日本では五月あたりに咲く花なので、先駆け、
通常四月につけているものなのですが
台湾茶館でお茶をしていて、ふと庭を見ると、、、
オーマイゴッドのすけトゥギャザー!
藤が満開を過ぎ、もう散り始めてる光景を目撃!
これでは、持ってきた藤の帯が使えません。
季節の花単体のものは、もう咲いてしまうと、
あまり帯としては使いません。
その理由は、自然に勝てるものはないからなのでしょうね。日本の雅な考え方からかしら。
予備の帯は、、、こんなこともあろうかと、
ひとつ、いれていましたよ。
藤ならぬ、富士の帯です。
日本では、富士山はお正月など
にしかつけないのですが
今回は海外公演ということで、日本のシンボルを持っていきました☺︎
備えあれば憂なし、ですね。
おつかれぽんきち。
明日も稽古。おやすみなさい。
花盛り四人姉妹
2018年4月12(木)〜30(月)
劇場: 大阪新歌舞伎座
○東京公演
2018年6月9日(土)〜15日(金)
劇場: 明治座
の。