今回の記事では変身ヒーローのいろいろな強いの?な記事です。

時代は流れているものの、いつの時代でも「強さ」は気になるものなのでしょう。様々な依頼をいただいておりますが時間が取れず記事が作れていません。当ブログ基準で少しずつ紹介していきます。

 

 

「模倣系のヒーローってどうなの?」

まとめると、ディケイドやジオウのように歴代仮面ライダーに変身して戦う「模倣系」の仮面ライダーは、模倣したライダーが強いのであって、模倣するライダーが強いっていうのは違うよね?

という質問です。

この質問は賛否あると思いますが、僕もどちらかというと模倣したライダーが強いと考える派です。

最初に間違ってはいけないのは、模倣する力もその仮面ライダーの強さの一つということです。

それを踏まえた上で、強い怪人が現れた。手持ちの形態ではパワー、特殊能力の分野で不利。そこで先輩ライダーの姿に変身して違う力で戦い勝利する。

ほとんど相性みたいなものですが、この場合自分自身の手持ちの力だけでは対抗できず、先輩の力を使うことで状況が打開できた。と考えると、模倣した方ではなく、模倣された側が強かった。と考えるのもおかしくはありません。

オーマジオウのように補助的な使い方をするタイプや、ディケイドのように先輩、後輩そのものに変化するタイプ、召喚するタイプなど様々ですが、極端な見方をすれば「先輩の力がなければ大した強さではない」と言われても仕方ないと思います。

(実際ディケイドが放送され始めたころは僕も含めて多くの視聴者がそういう意見を持っていました)

 

 

「フォームが多い方が強い?」

変身できる形態が多ければ多いほど強いのか?という質問です。先ほど紹介した模倣系の続きです。

「ディケイドは20人分のカメンライドがあるからライダー20人を相手にするようなもの」とよく言われるのですが、僕の中ではこれは腑に落ちない考えです。

なぜかと言いますと、ディケイドは確かにたくさんの仮面ライダーに変身できます。が、変身できるのはあくまでその中の一人であり、小説版や激情態のようにAの能力を使いながらBの能力を使う。ということはやっていません。

ジオウのアーマータイムも同じくです。オーマジオウもテレビシリーズで見た限りでは使いたいライダーのウォッチを操作してから能力を発揮していました(最終戦では省略されてましたね)。設定を見る限りウォッチをセットできる数に限りがあるし、何人もの相手と戦うというのではなく、あくまで相手は個人。能力のパターンの数が多いだけと考えた方がしっくりきます。

どっちも同じじゃねーかと思う方もいるかもしれませんが

・二人分の特殊能力を使える者と戦う。

・違う能力を持った二人と同時に戦う。

この二つは似ているようで全く違うということです。数が多ければ有利ではありますが、多ければ強いというわけでは決してないと考えています。

またまた極端な話をしますが、数が多ければ強いのであればテレビシリーズのオーズは少なくとも数種類~数十種類の形態変化を持っているのに対してグリードは常に一人一つの形態しかありません。多ければ強いのであればオーズはなんの苦も無くグリードを全員始末できてしまいますよね。

平成の最初、クウガの時代から続いていますが、怪人は常に1つの形態。ライダー側は少なくとも数種類の形態をもっている場合が多いですが、強い怪人には苦戦を強いられるし時には撃退されるというのは、多ければいいというわけではない。ということでしょう。

 

 

「やっぱりオリジナルの方が強い?」

この質問も多いです。

ファンとしては模倣系のライダーが変身するより、本家の方が強くあってほしい。と考える気持ちがあるでしょう。

これに関してはシリーズによって違う設定になっています。

身体性能に関しては、ディケイドの登場した初期は「カメライドした場合、元の仮面ライダーと同じ性能になる」と記載されていました(すぐに消されました)。

ジオウの場合、アーマータイムで模倣した相手よりも高い身体性能を持っていましたので、ある意味本家より強いと言えるでしょう。

何をもって強いとするかによりますが、一部の高い戦闘技術を持った本家仮面ライダーを模倣した場合、本家のような高いレベルの技術を発揮できない場合もあります。時間の都合上、ちょっと戦って必殺技使って終わり。ということが多いので仕方ないですが、こういう観点からみると本家の方が強いと感じられます。

例外として、仮面ライダーブレイドだけは本家の剣崎よりも模倣のディケイドの方が上手くカードを使う場面があり、戦い方に限ればディケイドの方が上手いんじゃないか?と思えます。ただ、剣崎の持つ融合係数の増加する特徴までは表現されていないため個人の特徴までは模倣できないのかな?という疑問は残ります。

なので、あくまで個人の持つ能力(五代の異常発達した筋肉、津上の流れに身を任せる柔軟性、剣崎の融合係数、響鬼や天道のような戦闘技術、野上の特異点、渡のファンガイアの王、翔太郎の精神力、フィリップの地球の本棚などなど)は仮面ライダーの性能ではなく模倣できないんじゃないかな?と感じますので、それ由来の強さがあった場合は本家の方が強いとも考えられます。

最後に模倣カブトが突然パーフェクトゼクターを使いだしたりすることがあるので、こういう本家ではありえない表現は模倣系ならではの強さかなと思います。おそらく、その世界のカブトは通常形態でパーフェクトゼクターが使えるのでしょう(ゼクターの強さが本家と同じかどうかはわかりません)。模倣系ゆえのゆるい「ライブ感」という強さだなと思います。

 

 

「省略してるのかな?」

ディケイドをはじめ模倣系のライダーは、模倣したライダーの特殊能力を使う際にわざわざワンアクション必要な場合があります。

ですが、時が立つにつれその表現がなくなってきているのは、進化して必要なくなった!と主張される方が一部いるそうです。

例えばディケイドの場合アタックライドなしでクロックアップする。など。

これは単純にアクションを省略しているのではないかと僕は思っています。映像の流れが途切れるのでテンポが悪くなると判断され、編集でいきなり特殊能力を発動しているように見えるだけで、実際はワンアクションはさんでいる。

これは作り方の問題なので、アクションをはさまずに発動しているわけではないと思います。

 

 

「召喚ライダーの強さ」

これも今までに何度か話してきた内容ですが、ディエンドやジオウなど歴代の仮面ライダーを呼び出して戦わせる場合があります。

この召喚されるライダーは、ほとんどが一言も話さず、雑兵のような戦い方をします。

本家と比べるとかなり雑な扱いで、主人公の手下のような扱いが多い。正直、本家より強いと思いにくい表現が多いです。

ディケイドの「カブトの世界」では呼び出されたイクサがクロックアップしたカブトを追跡し、二人係で弾幕を張って動きを封じるという場面がありました。たまにこういう優れた表現をされることもあり、我々を困惑させてくれます。

 

今回は模倣系ライダーのいろいろな質問を記事にしました。毎度代わり映えない記事になりがちですが、現在の感が方ではこう考えてます。