一月も半ばに差し掛かりました。

今回の依頼は題名の通りです。

 

「オーマジオウを倒せるキャラは全創作物の中にも皆無と言われていますが本当ですか?」

「オールマイティセイバーやオーマジオウーを倒せるキャラは創作物に存在しますか?」

 

と、まぁ、ちょっと前にも同じような記事を書いた気がしますが、どうにもオーマジオウやオールマイティセイバー関連の依頼が多いです。

僕は全ての創作物のヒーローや怪人などを網羅しているわけではなく、どちらかというと全然知らないことの方が圧倒的に多いでうす。比較するとしても、極めて小範囲の創作物の人物としか比較できませんが、ぜひということなので、今回はこのお題に取り組みたいと思います。

注意事項。

正直、オーマジオウにしても、オールマイティセイバーにしても詳細全てを把握していません。テレビ番組で描写された内容ですら忘れてしまっているし、映画も見てないし、超全集すら持っていません。あくまで番組HPを参考にし、寄せられた内容を参考にした検証となりますので、依頼主様たちもお気に召さない可能性大です。

 

「オーマジオウの強さ」

とにかく能力の多いジオウですが、強いと言われる所以の能力を書き出してみましょう。

・自身の力が相手を上回るようにシステム歩度を調整する。

・この世の森羅万象を実体化することが可能。各種装備を変身者に装着する。

・因果律を操作して空中浮揚や高速移動を行う。

・因果律を操作して周囲の物体を想い通りに操ることができる。

・時間を止める。巻き戻すなど操る。

・未来予知。

・念動力。

・触れたものを異次元に送る波動を半径4kmに放射。

・2068年までの全てのライダーの能力を使える。召喚できる。

 

「オールマイティセイバーの強さ」

・右半身は全ての神獣系ライドブックの力を宿す。

・炎の放出や岩石を操る。

・受けた攻撃に対し、最も強い耐性の神獣の力を瞬時に宿して攻撃を防ぐ。

・左半身は全てのワンダーライドブックの力を宿す。

・あらゆる武器を使いこなす武芸百般な技術を持つ。

・中央部には全ての生物系ワンダーライドブックの力を宿す。

・全ライダー、全戦隊の書かれた全知全能の書を持つため、その全ての能力が使える。

・全ての物語が内包されているので、全ての創作物の能力を持つ。

 

書いてみてわかりますが、能力盛りだくさんです。

こんなに盛りだくさんな設定をされていたら、そりゃ強いでしょう。逆にこれだけの設定が必要なのか?とも思えます。

それでは比較を始めましょう。

 

 

「対抗勢力」

前述しましたが、僕が知っている創作物は極めて少ないです。自宅にある数十タイトルの漫画と、今まで見てきたテレビ番組程度の知識しかないことを伝えておきます。

その中から数人に絞って、オーマジオウやオールマイティセイバーを倒せる人材を紹介したいと思います。

申し訳ないですが、以前にも推薦したことがある人物を再掲載することになりますが、ご了承ください。

 

 

「秋庭亮介」

漫画「ES」からの推薦です。秋庭を簡単に紹介すると、超能力者です。

肉体の強さは一般人と同じ。ただ超能力が使えるだけです。

問題はその能力の強さ。秋庭が使える超能力は、たった一つ。精神感応いわゆる洗脳です。

普段の秋庭は、自分に関する記憶を完全に消すことや、目の前にいる自分を全く認識できなくする使いかたをします。

街中を歩いていたとしても、秋庭を認識できる人間は極めて希。生まれつき秋庭の能力を受け付けない体質の持ち主のみです。

しかし、自分の気に入らない相手に加害するときは、対象の人間はおろか、その周りの人間全てを同時に操り、殺害に至ることも可能。操られている人間は全く抵抗せず、痛みも感じず、ただ殺害されます。

しかも常時その状態なので「どちらが先に能力を使うか?」ではなく、先制攻撃も何もありません。

操れる範囲もかなり広く、見えない相手も操れます。オーマジオウでも、セイバーでも、秋庭にかかれば指一本動かすことなく、秋庭という存在を認識できず、自分が死んだことにすら気づかないうちに死んでしまいます。

この能力を防ぐ手段はなく、秋庭と同等以上の精神感応を行えるか、生まれつき抵抗力を持つ人間でない限り絶対に操られます。もし何らかの能力で「死なない」としても、一生操り人形です。

秋庭の性格から考えて、オーマジオウやセイバーが戦いを挑むことがあったとしても、彼らに認識されないように戦いそのものが発生しない状況にしてしまうとは思いますが・・・。

洗脳能力では、当ブログ常連の人物「超人ロック」も同じことができます。何光年も先からテレパシーで洗脳を行えるので、瞬時に無力化できます。

また、以前紹介した「コータローまかりとおる」に登場した「吉岡達也」も強力な催眠術を行使します。何気ない動作や、拍手、防御動作など全てが催眠効果を持っています。見ているだけで洗脳されてしまい、自殺に追い込まれます。

 

 

「カーラ」

小説「ロードス島戦記」より推薦。

強力な魔法を操る魔法戦士。破壊的な魔法を数多く使えるカーラですが、そのほとんどはオーマジオウやセイバーには通用しないでしょう。それほどライダーの装甲は高性能です。

では、何が切り札になるかと言うと、カーラの使う魔法の一つに、「人間を光の粒子にして殺す魔法」があります。

作品がTRPGというゲームよりの作風のせいもあり、この魔法は必中です。

魔法を受けた者は、カーラの魔法に抵抗しなければいけませんが、カーラの魔法は強力なため抵抗は不可能でしょう。

どっちが速いか勝負になりますが、カーラが先制攻撃でこの魔法を使えば一撃で死にます。

ただ、オーマジオウの場合は因果律を操ることができるので、魔法を失敗させることができれば防げます。

このカーラの魔法に限らず、ゲーム作品で「即死効果」を持った魔法や技能があれば、オーマジオウやセイバーを倒すことは可能でしょう。中には100%即死攻撃を行える作品もあるので、そうなると因果律云々の話ではなくなるので、先制攻撃一発で倒すしかなくなります。

 

 

「超人ロック」

前述しましたが、当ブログ常連の人物です。

普段は争いそのものが嫌いで、そもそも戦闘になりませんが、ロックが本気になると危険です。

全開状態のロックは、無意識に相手を若返らせる能力が発動しています。遠くから近づいただけで一瞬にして胎児にまで若返らされて死亡します。オーマジオウに限らず仮面ライダーの主役は若い人物が多いので、「あれ?」と思った時には手遅れ、胎児にまで若返って干からびて死にます。時間を操って防ぐということもできますが、ここから先は水掛け論になりますので割愛。

 

 

「結局は屁理屈勝負」

さて、今回は3人だけ紹介させていただきました。

この3人に関しては、実際に作中で行った行動を元に検証しています。いわゆる「初手」で行った攻撃です。

オーマジオウ、セイバーともに「強さ」に関する記述がたくさん見られるのですが、かなり屁理屈勝負になっているところがあります。

何度も記事にしている内容で申し訳ないですが、例えば「全ての作品の~」という部分。

僕の感覚がおかしかったら申し訳ないですが、これはどう考えても「作品内の全ての〇〇」であると思うのです。

同じ仮面ライダーの作品同士でも、それを含めることができないくらい狭い範囲の設定だと思うのです。

例えば、共演していたとしても、1つの作品内でクウガとジオウが共演していたとしても、そのクウガと2000年に放送されたクウガは別作品ですよね。番組を作り上げたスタッフや、設定を練り上げた人物も違うはずです。

仮面ライダーWのように、メインストーリーを執筆していた作家が、その後の世界を再び担当している場合は「世界観」は同一と言っても問題ないでしょうが、そんなことって希ですよね。

なので、セイバーやジオウの「全ての〇〇の能力を使える」というのも、その作品内における〇〇の××という能力を使うことができる。と考える方が自然だと思うのです。

もちろん原作者が「〇〇の能力の〇〇は、そういう能力です」と明言した場合は、その限りではありませんが。

設定や劇中の言動の一部を切り取って、他作品にまで影響するというのは、ちょっとやりすぎな感じがして、まるで屁理屈勝負をしているようです。

 

 

「主役は勝つ」

僕もなんだかんだと屁理屈を述べてきましたが、結局作品の主人公が勝つのです。

ジオウにしてもセイバーにしても、彼らが主役の世界であれば最終的に比較対象に勝てるようになっているハズです。

逆にジオウやセイバーが他作品に迷い込んだとしたら、そこの世界の主役に討伐されるでしょう。

たとえそれが特殊な能力のない、木の棒で戦う少年だっとしても。

何が言いたいかと言うと、結局どんな立場で戦うか?というのが全てを決定してするということです。

まぁ、この話をしだすと、そもそも異なる作品を比較するということ自体が成立しないことになってしまいますが。

 

 

「総評」

今回は仮面ライダーではない創作物の中から、オーマジオウ、オールマイティセイバーに勝てそうな人物を紹介しました。私の知っている数少ない作品の中からでさえ、サっとこれだけの候補が出てきます。

特に秋庭のような精神攻撃を得意とする人物の攻撃は防ぎようもなく、敵として認識することさえできず、目の前にいなくても攻撃されてしまうためジオウやセイバーと言えどもなすすべがなくなります。

カーラのような、攻撃が成功=即死 という攻撃方法も危険です。攻撃を無力化する手段が「抵抗する」しかないため、カーラの強力な魔法に抵抗できなかった時点で負けが確定してしまいます。

このように、抵抗できる手段が明確になっており、その手段を持っていないジオウやセイバーでは抵抗することさえできない状態に陥ってしまうのです。

屁理屈のように聞こえるかもしれませんが、当ブログ基準でいくと無敵のように見えるジオウやセイバーよりも、一般人なみの肉体強度しかない秋庭の方がよっぽど恐ろしい人物だと判定されます。

以上、僕の知っている全創作物の中からジオウやセイバーに勝ちうる人物の紹介でした。

 

 

「番外編」

最後に他の対抗馬となりうる人物を数人紹介しておきます。他にもいますが、膨大な量になるため、とりあえずということで。

・大神 アマテラス(唯我独尊の数珠使用)

時間停止も効かず(時間を止められても筆調べが使えるため)、逆に発動時間0の筆調べで無限に攻撃できる。唯我独尊の数珠を使った最強状態になると、無限に筆調べが使える&ダメージ一切無効になり、一発の威力でダメージが当たらなくても、無限にノックバックさせられ続けるし、ノックバック中にも別の筆調べで攻撃される。

 

・幽遊白書 海藤優

半径10m程度(部屋1つ分くらい?)の範囲だけだが、暴力行為が禁止される。海藤の決めた言葉が禁句となり、その言葉を口にすると魂が抜かれる。海藤はおそろしく頭の良い人物であり、ジオウやセイバーでは到底太刀打ちできないくらい言葉のスペシャリスト。半径10mの空間に限り、海藤に勝つ見込みはない。

 

・キース・グリーン

漫画「ARMS」より抜粋。空間干渉能力があり、いかなる装甲をもってしてもグリーンの攻撃を防げない。装甲の上から直接心臓を攻撃することもできる。見た目は普通の人間(平常時は)。瞬間移動して、目に見えない空間の断裂を起こして攻撃してくる。こちらの攻撃は全てすり抜けてしまうため、空間に直接干渉する能力を持っていないと攻撃すらできない。

ジオウは時空を破壊できるので、グリーンが空間を操っていることに気づけば反撃することもできるだろう。

ちなみに、同作品に登場するユーゴ・ギルバートも世界最強のテレパシストで、精神攻撃で人を殺せるため、ジオウやセイバーに勝ちうる人材。