前回に引き続き、今回もムテキゲーマーと昭和ライダーの戦闘検証記事です。

 

「いくらムテキでも、RXが相手だったら勝てないでしょうか?」

「RXとムテキが全力で戦えばどちらが勝ちますか?」

 

などなど。RXはネット上でも強さが際立っていると言われることがあり、ムテキに限らず、いろんな仮面ライダーとの戦闘検証依頼があります。

 

「仮面ライダーBlackRX」

変身者:南光太郎

身長:198.8cm

体重:88kg

パンチ力:不明(ロボ+20%、バイオ±0%)

キック力:不明(ロボ+20%、バイオ±0%)

ジャンプ力:60m(ロボ48m、バイオ72m)

走力:不明

必殺技

RXパンチ:敵に叩き込むスピードがBlackの3倍

RXキック:厚さ90cmの鉄板を貫通

ロボパンチ:RXパンチの1.2倍の威力

特殊能力

キングストーンフラッシュ:キングストーンのエネルギーを全開にしてサンライザーから放出し、敵の攻撃を跳ね返す

回復:太陽光を取り込んで体力を回復する。

コンピューターとのリンクが可能(ロボ)

瞬間的な加速攻撃が可能(ロボ)

装甲強度20%UP(ロボ)

液状化(バイオ)

装甲強度20%DOWN(バイオ)

人間の体に同化して、強化させることができる(バイオ)

小さくなれる(バイオ)

特殊装備:リボルケイン、ボルティックシューター、バイオブレード

 

Blackと比べて、跳躍力は2倍、必殺技の性能は3倍に強化されている。その代わりと言ってはなんだが、バイタルチャージが設定から消えた。それを差し引いても、Blackが特訓の末会得した屈伸による強化ライダーキックの威力を、常時発生させるというパワーアップを遂げている。ロボライダーになると攻撃力と防御力が+20%され、ジャンプ力はー20%。装甲の強度は地球上で最も硬い。バイオライダーになるとパワー、防御力はRXより劣るが、ジャンプ力は+20%され、動きも素早くなるらしい。液状化することによって、敵の攻撃を擦りぬけることが可能。

 

「RXの戦闘技術」

基本はBlackの頃と同じで、大きなアクションを思い切りよく繰り出す。遠距離からでも一気に間合いを詰めて接近戦に持ち込んだり、逆に近距離から間合いを外す。Black時代と同じで防御よりも攻撃に傾倒している。ロボになると、接近戦での戦い方が変わり、相手の攻撃を受けたあと、打ち終わりを狙ってパンチを返す動きを行う。足を止めての受けが主体だが、しっかり防いで打ち返すようになる。バイオは格闘戦をほとんど行わず、液状化によっていろんな攻撃を回避する反面、打撃攻撃に被弾することがよくある。

RXやロボの姿からでも液状化し、逆に液状化からRXに戻ったりもできる。

 

※ムテキゲーマーの性能、戦闘技術については前記事参照

 

「展開の予想 RX」

基本的にBlackと変わらないRXは、展開の予想も同様になる。ただし、必殺パンチの速度、キックの威力など性能が格段に上昇しているため、安定感が段違いとなるでしょう。中間距離でのダイナミックなキックや、遠距離からのジャンプ攻撃など、武器をもったムテキを相手にしても圧力負けしない。さらに間合いが開いたら突然出してくるRXキックも驚異的。予備動作がなく、普通にジャンプしながらきりもみキックを放ってくるので、下手に間合いを外すと恐ろしい結果が待っている。ムテキとしては攻撃力で自身を上回るRXを近づけたくはないので、武器を中心にした遠距離からRXを削りたいところ。しかし、リボルケインを抜かれると状況が一変する。RXは格闘をしている時と、リボルケインを抜いた後では、思い切りの良さがさらに強くなる。大ジャンプ、地を這うような前転、大きく前傾しての突き、投擲などあらゆる手段でリボルケインを突き立てる。大ぶりの多いムテキは、直線的な動きの強いRXよりも、後出しになる可能性が高く、一気に形勢を持っていかれる可能性がある。

 

「展開の予想 ロボ」

ロボが相手の場合、ムテキは速度を活かしてヒット&アウェイをするのが望ましいのだが、ロボもそれほど甘くない。まずボルティックシューターでの射撃精度が高い。突進してきたネオストームダガーをジャンプで回避しつつ、ボルティックシューターで弱点を狙い撃つほどの腕前である。ムテキは脚力に優れているため難しいかもしれないが、一度間合いが開いたら、ボルティックシューターで足止めされてしまう可能性もある。前述したように接近戦での格闘技術は、RXよりもロボのほうが高い。大きな動きをすると受けからの反撃の餌食になってしまう。装甲の強度も高く、遠距離から武器で削るという作戦は難しくなる。

 

「展開の予想 バイオ」

バイオライダーは脚力がRXよりも20%高いが、代わりにパワーと防御力が低いという設定。それを補うために、液状化とバイオブレードがある。

ファンの間ではお馴染みの液状化は、接近戦の攻撃や、銃弾、ビームなどを擦りぬけることができるため、ひじょうに強力な防御性能である。ただし、広範囲を一気に攻撃された時に液状化で離脱するということをしなかったたところから、広範囲攻撃を擦りぬけることはできないのではないかと考える。

バイオは資料によっては1秒間に50発のパンチを放つことができるとされており、攻撃スピードにおいてはRXを上回ると考えられる。ムテキとしてはやりにくいだろう。特に、液状化はムテキにとって厳しい。必殺技の発動にはタイムラグがあるので、液状化する準備が整ってしまい

、見切られる可能性が高い。

しかし、悲観したものではない。バイオはRXよりも装甲の強度が劣る。動きは早いがパワーではRXよりも劣る(攻撃力ではなくパワー)ので、被弾を恐れず武器で攻め込めば、押し切ることもできるかもしれない。バイオは液状化が強力に思えるが、実は接近戦では打撃をよく食らう。RXはもともと相手の攻撃をあまりガードも回避もしない。速度差で押し切れば、攻め勝つ可能性は十分にある。

 

「総評」

意外かもしれないが、ムテキがRXと戦うとすれば、パワーと装甲強度に劣るバイオに狙いを定めるのが良いかもしれない。ムテキは他のゲーマーと違って、小細工なしに強いタイプなので、RXやロボと相性がよくない。特に装甲とパワーの強いロボとの相性が悪い。

RXは押し込まれた時の押し返しが強く、出の早いRXキックや、キングストーンフラッシュなどのカウンター技も豊富だ。フォームチェンジが一瞬で行われるため、攻め込むなら一気に攻め込まないと、形勢を持っていかれる。RXがバイオになったら、速攻をしかけ、立ち直るまでに遠距離から武器で削りまくる。スピードではムテキに部があるし、RXは防御技術が高くないので、装甲強度が低いバイオにラッシュをかけ、ダウン状態まで持っていけば勝機はある。

反対にRXとしては、スピードで勝るムテキを捉えるためにも、どっしり戦いたいところ。おそらく最初はムテキのスピードに面食らうだろう(バラオムの時のように)。しかし、ロボになれば、ムテキの武器攻撃にも耐えられるだろうし、同等の速度で疾走するネオストームダガーとの立ち回りを考えれば、向かってくるムテキを撃墜することはわけない。全体的な立ち回りを考えれば、一点突破ではなく、ムテキへの対処方法は数種類ある。光太郎の戦い方でも問題ない。

 

以上から、今回の検証では、ムテキの戦闘スタイルから考えて、RXが有利と考えます。