エクストリームと言えば仮面ライダーWでしょう!と思うかもしれませんが、今回のエクストリームは「エクストリームマーシャルアーツ」についてなどの記事です。

 

「エクストリームマーシャルアーツ(以下EMA)は実践では役に立ちませんか?」

 

EMAは格闘技というより、格闘技の動きを取り入れた見せ技を連続的に繰り出す競技?のようですね。何度か見たことがありますが、確かに格闘技としては成り立つかどうかわかりません。

しかし、その動きのダイナミックさには目を見張るものがあります。あれだけの動きを再現できる身体能力は凄まじいものがあるでしょうし、中には本当に格闘技の動きをしっかり再現している人もいます。

上級者ではない人の動きは格闘技の動きっぽくみえる動きをやっているだけなので、そのままでは格闘に使うには大ぶりすぎるし、足の位置も悪いなと思わされるものでした。

例えばですが、EMAはあくまで床で行うアクロバットなので、目線が戦う相手ではなく、着地点を常に見ています。あの動きでそのまま格闘すると、相手のパンチが全く見えないでしょう。

また、連続的に大技を繰り出す筋力はスゴイのですが、それをそのまま格闘に使おうとすると一発目を止められた時点で次の動きにつながりません。

多くの場面で重心が前に傾いていることが多いので、下段攻撃を受ければ一発で倒れるほどのダメージを追う可能性も高い。

 

なんだよ!ぜんぜんダメじゃねーか!と思うかもしれませんね。

しかし、先程も言いましたが、あの身体能力は脅威です。あれだけのバネから繰り出される攻撃は間違いなく破壊力抜群でしょうし、高い跳躍や、あらゆる方向に動き回るフットワークは、突然目の当たりにするとかなりビックリすると思います。

大昔に大澄賢也が佐竹雅昭に飛び後ろ回し蹴りを習っていて、ミットをもった佐竹が「スゴイ威力だ」」みたいなことを言ってた記憶があります。

僕はその頃中学生くらいで、佐竹がリップサービスしているのだと思っていました。

実はウチの次男がバレエをやっていて、僕のトレーニングにバレエの動きを教えてくれています。バレエの動きは格闘に使う筋肉を柔軟かつ強靭に鍛える作用があり、驚いています。

次男も僕と同じで小柄でガリガリですが、筋肉の発達具合はけっこうなもので、足のふくらはぎや上腕の筋肉、腹筋などはかなり鍛えられていて、同年代の子供に比べてもスゴイ筋肉をしています。大澄賢也の飛び後ろ回し蹴りも本当にすごかったんだろうな~と思いました。

 

以上のことから、EMAは全く格闘に使えないわけではないというのが僕の意見です。

EMAはどこで生まれた競技なのかはわかりませんが、日本にも「躰道」という武術があり、これはEMAの元祖みたいな武術です。

他の武道とは全く違った3次元の動きで相手と戦う訓練を積むもので、ひじょうに面白いです。もし興味があればご覧下さい。