質問がたまっているので記事にします。
前にコメンターさんからお話していただいたことがあるのですが、どこかの掲示板で当ブログの
ことが話されているということでしたが、そこからも質問がきました。
「仮面ライダー3号に勝てそうだと思う仮面ライダーはいますか?」
実際に描写されていないので予想でしかありませんが、3号はファイズのアクセルフォームに苦戦していました。おそらくは加速能力がないのでしょう。超全集によると100mを3秒で走る脚力をもっていますが、高速戦闘を行うタイプのキャラには苦戦するかもしれません。
「記事を見ていると、全体的に昭和ライダーは戦闘技術が高くて、平成は低いと見えます」
僕の主観がそうさせています。
劇中の描写から、そのキャラの戦い方を予想しています。
昭和の仮面ライダーで、とくにスーパー1までは殺陣のつくり方が昔風です。聞こえは悪いですが、昔の殺陣は今の殺陣とちがって、見えないところも考えて作られていることが多いです。
例えば立ち方、動く方向や足運びが集団戦を意識した作りになっている場合が多い。
1対1の戦いでも相手の死角に回るような動きや、攻撃を受けたあとのからだの位置、当てたあとのからだの位置などがひじょうに考えて作られています(意図してかどうかはわかりませんが)
たぶん武道の経験がない人が見るとわからないような動きが随所に盛り込まれていて、おもわず唸らされるような動きが見られる場合もあります。
平成の場合は足を止めての打ち合いや、ブロッキングやパリーを用いた格闘技のような動きが多いです。キックボクシングや総合格闘のような動きが多いですね。
わかりやすくキックやパンチを有効に使って、技が派手に見えるように、さらにはカメラワークを意識した動きをしています。例えばストレートなパンチは少なく、ひっかけるようなパンチが多いです。これはカメラから見ると直線的なパンチは見栄えが悪いからだそうです。キックも同様で、回し蹴りや後ろ回し蹴り、膝蹴りが多く使われていて、突き蹴り系のストレートな蹴りは少ないです。
どちらが上か下かというわけではありませんが、全体的に攻撃が大ぶりになっていたり、相手の攻撃をどのようにさばいているか?という部分で、技術が高いと評価することが多々あります。
余談ですが、カンフーアクション映画も昔と今では見せ方が違います。昔はどんなに激しいアクションシーンでも、必ず足元まで収まるようなカメラの位置で撮影していたそうです。
それは足の位置や形で、その人の技量が判断できるからで、足先まで神経をとがらせて撮影していたと、ある俳優さんが語っていました。
ひょっとすると、昔の仮面ライダーでも同じようなことが考えられていたのかもしれませんね。
「何度考えてもスピードが速い仮面ライダーは強いと思います。
実際に500kgのパンチを打ててスピードのない選手と、200kgのパンチしか打てないけど
スピードの速い選手が戦えば、スピードのある方が勝つことが多いです」
ここも完全に僕の主観です。おっしゃるとおり、弱いパンチしか打てなくてもスピードが数倍違えば触れることすらできずに圧勝することもできるはず。しかし、これはあくまで人間同士の話です。
仮面ライダーは人間とちがって装甲をまとっています。キャラによってその強度も様々で、パワーのある仮面ライダーのほとんどは、一定の威力までの攻撃をものともしません。
ここに1秒間で50回パンチを当てることができるスピード系キャラと、1秒間で2回しかパンチを当てられないキャラがいたとすれば、一見スピード系の方が強いと思えます。
しかし、パワー系の方は50トンまでの攻撃程度なら、ほぼダメージをうけない。スピード系の攻撃は10トン、必殺技でも30トンしかないとすれば、50回当てようが致命傷には届きません。
一方のスピード系は、加速中は相手の攻撃を99%回避できるとします。
しかし、20トンの攻撃で致命的なダメージを受けてしまいます。パワー系の攻撃は一発で50トンあるとします。パワー系の攻撃を99%回避できたとしても、自分が攻撃した拍子にカウンターを受けたりすれば、一発で倒されてしまいます。
このように、仮面ライダー同士の場合、いろいろな設定を考慮すると、必ずしも速度の速い方が有利とは言えないことがあると、僕は考えています。
「鉄板の記事で、パンチで30cmを貫通するのと、キックで30cm貫通するのを同じ威力としていますが、それ間違いですよね?」
間違いです。ですが、貫通力に直結する面積の問題をいちいち考えるのが面倒くさいのと、現実の科学をそっくりそのまま当てはめて考えるのは野暮なのでそう表現しています。
めちゃくちゃ単純に考えて、「たぶんそれくらいの威力」というふうに記事にしています。
本来なら、パンチであれば拳の面積。キックであれば足の裏の面積が大きくなればなるほど、鉄板を貫通するには大きな力が必要になります。同じ30cmの厚みの鉄板を貫通するにしても、パンチよりキックのほうが大きな威力が必要なのです。
そこまで計算しようとすると、鉄板に接触する面積、圧力、速度なども考慮した上に、鉄板の材質、厚み、広さ、固定してあるのか、しれないのか?などいろいろ考えないといけなくなるので、こんなブログの記事程度でやるにはハードルが高すぎます。
そういうことは某科学読本でやっていただくのが一番でしょう(専門家ですし)
なので、当ブログでは、「ザックリ考えて、こんなくらいじゃないの?」というスタンスでやっていきます。
「響鬼は情報が少ないですが、装甲響鬼ってどれくらいの防御力ですか?」
響鬼は超全集がないのと、公式HPが細かい設定を載せていない世代だったせいで検証しづらいです。なので、公式HPから拾えるだけの情報しか使っていません。
装甲響鬼の装甲は「カニディスク」によって強化されているという設定があります。カニディスクは戦車の砲撃を受けてもビクともしないという設定で、これは仮面ライダーファイズの胸部装甲に匹敵する強度です。もちろんダメージを受ける、うけないは別問題ですが、装甲の強さは最低でもカニディスク以上でしょう。それに加えて響鬼の持つ独自の防御力が上乗せされるのではないでしょうか。打撃にたいしては、自身と同等の攻撃力を持つという設定の魔化魍から攻撃を受けても大したダメージを負っていませんでしたので、それ相応の防御力であると考えています。
「バイオライダーはあらゆる攻撃に無敵ですか?」
無敵じゃないと思います。液状化しているときは無敵という意見が大半だそうですが、当ブログではそう考えていません。取扱説明書で説明していることに加えて、バイオライダーが液状化しているときに、格闘攻撃を加えた場面があります。その時バイオライダーは、液状化したままパンチと接触して、パンチを受け止めた姿勢のまま実体化しています。格闘攻撃や武器攻撃は液状化で擦りぬけることができるものの、全てをすり抜けたわけではないということです。液状化していなければ普通にパンチやキックを受けますし、防御力はRX形態よりも低いと設定されています。
「戦闘描写や設定は、どこまで「あり」としていますか?」
これは難しいです。
設定だけでも存在するなら、全て「あり」としたいところですが、どういう効果が発揮されるのかわからないものは「ありだが、考慮しない」という考えで記事にすることもあります。例えばブレイドのタイムスカラベです。これは「時間を停止する」という説明がありますが、基本的には考慮していません。仮面ライダーブレイドのシリーズでは、封印したアンデッドの持つ能力をラウズカードで発揮するのですが、スカラベアンデッドは「対象の時間を思い通りに停止する」という説明があるのにたいしてブレイドの方には「時間を停止させる」とだけしか書かれておず、どのように、どの対象の時間を停止させるのかわからないからです。
逆に設定はあるけど描写がない。もしくは描写はあるけど設定がなくて「あり」としているのは、スカイライダーのスピードのように、番組内で散々暴れまわったグランバザーミーの設定にしっかりした数値があること。ひっかきまわした描写が「超スピードによるもの」であったこと。それをスカイライダーが「明らかに上回る描写を見せたこと」これだけ揃っているので「あり」としています。
このうちの、例えばグランバザーミーの速度が明確になっていない。とか、暴れまわったのが「超スピードによる」と設定に記載がない。などであれば「強く見せるための演出」として「なし」としていました。
じっさい、記事を書くときもさんざん悩みます。どこから「あり」でどこから「なし」なのか。
そこらへんは読んでくださる皆様にも基準があると思いますので、明らかにおかしいと思えば指摘してくださると良いかと思います。
「某スレではライダーの防御力がこちらのブログと違う方式で検証されてます。
攻撃力の検証方法も違います。なぜですか?」
なぜですかと言われても、それは僕の主観が違うとしか言いようがありません。
そこのスレがどのような方法でやっておられるのかな~と思ってましたが、どうやらウチとはまったく違うようです。依頼者さんのお話によると、ランキングトップのRXは、宇宙を破壊する規模の攻撃でなければノーダメージ。液状化すれば完全無敵で、ロボライダーはRXの1.5倍。などなど。
攻撃力はリボルケインが宇宙を破壊する威力。
さすがに、当ブログとはスタイルが違いすぎてどうとも言えません。
当ブログでは攻撃力も防御力も、設定された数値を元にしか判断していませんし、数値がない場合は登場する怪人の防御力や攻撃力を基準に考えます。
そこまでしても判断のつかなかった例として、ストロンガーがいますが、ストロンガーは客演していたV3を基準にして考えました。基本客演はそういう部分に参考にしないのですが、出演していたのがV3の宮内氏本人であったこと。劇中の活躍がV3本編と同等とも言えるレベルであったことから、例外的に参考にさせてもらいました。
残念ながら僕の参考にしている資料にはRXが宇宙を破壊できるという記述はなく、防御力に関しても記述はない。なので本編に登場した「RXと同等のパワー」という設定があった怪人を参考にしました。
当ブログの基準は、あくまで当ブログ内での基準ですので、よその検証スレなどの結果とは無関係です。
それが良いとも悪いとも思いません。自由に考えるのが楽しいので、そういうのも「あり」でしょう。
今回の記事は以上で終了します。
冒頭にも書きましたが、どこかの検証サイトで当ブログのことが話題に出たそうで、これからも基準を守って検証していきたいと思います。