行政3法と素読 | 岡憲彦の行政書士合格Blog~勉強に対して謙虚であり続ける為のおぼえがき  

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行政書士試験指導校 りす塾で講師をしています。受験生がその時々に感じる疑問をお伝えしています。書籍:社会人が合格するための計画・継続・記憶ノウハウ(中央経済社)の元ネタぎっしりのブログです。

素読の対象に行政3法はマストですね。

 

ある程度知識が完成してきている

受験生も多い行政3法ですが、

試験で気になる部分もでてきますよね。

過去問題でも直接正誤の判断には関係ないけど

後ろ髪を引かれる感じが残る部分

それが、

「直ちに、速やかに、遅滞なく」の記載です。

 

たとえば、

行政手続法7条「申請に対する審査、応答」で

『申請がその事務所に到達したときは遅滞なく申請の審査を開始しなければならない』

との選択肢があった場合。

そうだよね、正しいよねと判断はできるのですが、

あれ?「直ちに」だっけ、「速やかに」だっけ、「遅滞なく」だっけ

と気になる。

そうすると思い切って解答ができなくなりますよね。

 

同じく7条で

『申請の形式上の要件に適合しない申請については、速やかに、申請をした者に対し、

相当の期間を定めて申請の補正を求め、又は申請により求められた許認可等を拒否しなければならない。』

との選択肢があった場合。

そうだよね、正しいよねと判断はできるのですが、

あれ?

「直ちに」だっけ、「速やかに」だっけ、「遅滞なく」だっけ

と気になる。

 

これは行政手続法に限らず、

行政不服審査法、行政事件訴訟法でもあり得ること。

 

その際の、

手助けとなってくれるのが口ぐせとして行ってきた

素読の効果です。

 

口ぐせとして押さえているので、

他のワードだと、しっくりこないようになっています。

だた、読んでいただけでも、

重ねて口ずさんできたことは口と耳が覚えています。

声に出さないように口ずさめば

身体が記憶していることを思い出させてくれますよ。

 

まだ、素読は続いていきますね

ここからの素読の1回でも意識してやってみると

さらに、意識として残ります。

 

今だからできる学習のひとつです。

試験で脳疲労を与えないためにも

やってみると良いでしょう。

 

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