奈良県の西国三十三所観音霊場、長谷寺(桜井市)、岡寺(明日香村)、壷阪寺(高取町)は25日から、3寺のアジサイを楽しむ「大和三大観音あぢさゐ回廊」を開催します。
今年は新たに室生寺(宇陀市)が参加し、4寺を巡って一つの絵を完成させる「大和あじさい重ね色巡礼」もあるそうです。
 
 
奈良盆地の底の紫陽花はまだ蕾が開き出した程度です。
色とりどりの花が見られるのはもう少し先のようです。




各寺とも自生のアジサイに加え、趣向を凝らした鉢植えを設置してくれるそうです。
壷阪寺は「アジサイ大仏」として天竺渡来大釈迦如来石像の周りを飾り、岡寺は奥の院に並べるほかちょうず鉢にもアジサイを浮かべる。
長谷寺は登廊(のぼりろう)から続く「嵐の坂」を彩ります。
 
 
3寺それぞれアジサイの切り絵をあしらった期間限定の朱印(志納金千円)を授与。3寺の朱印の特製台紙(同500円)も販売するのだとか。
 
 
室生寺も仁王門を入ってすぐの「バン字池」の周囲に鉢植えのアジサイを並べ、近年境内に植えた100株と共に楽しめるようにするらしい。
期間限定の朱印も授与(同1200円、専用台紙なし)。
 
 
大和あじさい重ね色巡礼は4寺に設置している専用スタンプ台で各スタンプを重ね押しすると、1枚の風景画が完成する工夫なんだとか。
専用台紙は先着1万人に無料で配布するそうです。