虚無の彷徨うところ |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。






なにもない







なにもないことに慣れた




かわらない




かわらない毎日に

なれた







変化を求めるより




なにもない方が


今の私は


傷つかないから








悲しいとか



切ないとか




そういう思いを


ほんのすこし



置き去りにして









心をざわつかせるのをやめて




さざ波もたてず



ただ



無の境地で




かわることを恐れて




今は




生きる




変化は



変化だけが


いいことじゃない






なにもかわらないことだけが


いいことのときもある






失って苦しむより


無くしてもがくより


痛みに涙を捧げるより






人生のどん底でもいいから



もう、


これ以上


変わらないでくれと
願ってしまう自分がいて‥‥




これ以上の苦痛も

これ以上の悲しみも


もう起きませんように。
と、



願うばかりだ





変化を恐れるな



かわりゆくものに嘆きのキスを




矛盾した2つの世界で


私は常に天秤をかける




できるだけ

平衡に






かわることを恐れ

かわらないことを嘆き



世を捨てることを憂い

新しい旅立ちに歓喜する




出会いを不用とし


別れを欲す




堕天使の微笑み


天使の涙



求めているのは


どちらも一緒