円海山の麓の団地の池でシオカラトンボが産卵していました。池の水面から10センチほどの高さでホバリングをしながら、ときどきお尻の先を水面につけて卵を産み落としていました。水面上を少しずつ移動しながら、何度も何度も水面にお尻をつけていました。時間をかけて丁寧に産卵しているメスの少し上空をシオカラトンボのオスが1匹、周囲をパトロールするように飛んでいました。シオカラトンボのつがいは産卵のときには、このような共同作業を行います。しかし、作業としては、メスの産卵からするとオスのパトロールはかなり楽そうでした。
 下の写真は、円海山の麓の公園の草むらに生えていたテングダケです。昨夜から今朝にかけて大雨が降りましたから、水分をたっぷり吸収したようで、非常に元気そうでした。テングダケは毒キノコとして有名ですが、致命的な毒ではないものの、食べると精神錯乱、幻覚、視覚障害を引き起こすそうです。

 


 

 イタチ川の河原にいたハグロトンボです。ハグロトンボは、特定の地方においてはカミサマトンボと呼ばれ、田の神として神聖視する習慣があるとのことです。そう思って見ると、確かに神々しい美しさを持っていますね~。
 下の写真は、イタチ川沿いの道路脇で盛んにさえずっていたガビチョウです。一心不乱にさえずっている姿には健気なものを感じさせられますが、その声は結構やかましいところがあります。