円海山頂上附近から瀬上沢に下りる道にナワシロイチゴの実が熟し始めていました。ナワシロイチゴはバラ科の落葉低木で、ちょうど水田で苗代が育つ頃に実が熟すため、この名が着いたとのことです。ナワシロイチゴは中国語では茅苺(maomei)と呼ぶそうで、昔から全株を薬材として利用してきているとのことです。『百度百科』によると、ナワシロイチゴの実は食用とされ、酒や酢にも造られてきたそうです。ナワシロイチゴの実は多汁で甘酸っぱいそうなので、発酵させるとワインのような味になるのでしょうね~。この写真のナワシロイチゴの実は真っ赤ではなく、少し黄色を帯びているので、キミノナワシロイチゴの実かも知れません。
 中の写真は、瀬上沢の水田の苗代(なわしろ)です。もう苗はかなり大きくなっているので、すぐにでも田植えができそうです。
 下の写真は、瀬上沢の小川の岸に咲いていたユキノシタの花です。ユキノシタは中国語では虎耳草(huercao)と呼ばれますが、これはユキノシタの葉が丸くて斑模様があり、虎の耳に似ていることによるものです。確かによく似ていますネ~。

 

 

 


 円海山頂上附近の路傍のスイカズラの花に来ていたジャコウアゲハです。スイカズラの花の蜜が美味しいようで、このジャコウアゲハは盛んに翅を小さく動かしていました。
 下の写真は、円海山頂上附近の道の上で熟し始めていたクワの実です。この実が完全に熟して真っ黒になると、非常に甘くて美味しくなります。ただ、クワの実を食べると、舌や唇が黒紫色に染まってしまい、しばらく、とれなくて困りますが…。