円海山頂上附近のコブシの木に一輪だけ花が咲いていました。昔からコブシは春を告げる花とされ、また田打ち桜とも呼ばれて農作業を始める目安とされてきたそうです。今日は節分なので、暦の上では冬の最後の日ということになりますから、このコブシの花はまさに明日からの春を告げてくれているということなのでしょう。コブシは中国語では日本辛夷(ribenxinyi)と呼ばれますが、中国語の辛夷はモクレンのことです。日本語の辛夷はコブシの漢字表記なので、中国語とは同文ではありません。コブシもモクレン科ですから、こういうややこしいことも起こるということのようです。
 下の写真は、円海山頂上附近から見た今日の富士山です。今日は晴天でしたが、富士山のあたりには少し靄がかかっていて、もう真冬のような鮮明な姿ではありませんでした。

 

 


 瀬上沢の小川の岸にいたシロハラです。同じ個体ではないと思いますが、毎年、冬になると、この辺りではシロハラが落ち葉をめくってミミズを探している姿をよく見かけます。このシロハラもわざわざシベリアや中国東北部から渡ってきてくれていると思うと、非常に有り難さを感じます。
 下の写真は円海山の麓の団地の樹木に来ていたヒヨドリの群です。盛んに樹木の枝に残った種を食べていました。この樹木はニレの木だったと思います。