マフィンちゃんロスも多少ありながら

いい子だったのですぐに生まれ変わって

また別の姿で会えそうな気がして楽しみにしています。

 

マフィンちゃんは実家の自営業(ペットショップ)の

最後のワンちゃんでした。

最後と言っても、売れ残りではなくお願いして競り(市)で

巡り合い、連れてきてもらった犬です。

 

近頃はペットショップの販売方法に否定的な運動もあり

ケース等に入れて見世物にするのは動物虐待などと言われてます。

実家もガラスの展示台の中に子犬、籠に鳥、水槽に魚がいました。

昔はリス猿もいましたよ。

 

元々は祖父の金魚や熱帯魚好きの趣味から広げ

会社員を辞めて継ぎ、家族や親族で経営してました。

 

まぁそんな素人なので、普通に犬可愛い~猫可愛い~と

頻繁に外に出したり抱っこしたり。

売り犬に名前(ダックスならダッちゃん等)で呼んでたので

犬がそのまま覚えてしまい、買ってくれたお客さんも

仕方なく私達が呼んでる名前にしたとか

 

そんな売ってるようで飼ってるようなゆる~い店でした。

 

動物を不自由にして虐待したつもりはなかったですけど

私もね、やっぱり思春期になると

 

これですわ→「動物を売るなんて嫌だ」

 

美味しいお菓子も最新の筆箱も

それで買えてたんですけどね。

 

だけど反抗もせず、高校生になると

夏休みや冬休みになるとバイトをさせられるのも

嫌々ながらも結局は店に出て

 

お客さん「先日買った亀がもう死んだんですけど」

私「それ万年目です」

などいい加減な仕事をしてました。

(別のスタッフがきちんと対応しています)

 

その頃、父が渡部か東出か?で言えば東出タイプの

行いをしてましてね。

愛人もそれなりに大事にする方というか。

 

別の支店にバイトに行くと、奥さんのような

愛人オバサンがいましてね。

このオバサン、非常に長い期間

私が中学時代~30半ばになる20年程

1年365日のお付き合い。

 

そのことで母は精神を病み、幻聴やら妄想やら。

接客中でも、存在しない見えない別の人と話すようになりました。

高校生の私はバイトしながら、様子見てはお客さんに

ばれないよう間に割って入ってごまかしてました。

 

そんなのが嫌で、大学や就職で県外に行きたかったけど

失敗したから、結婚して離れてほっとしてました。

 

しばらくは店も繁盛してるから安心していましたが

お金が愛人のスナック経営にも流れてたようです。

家族が覚えない高い腕時計の請求書が

自宅に届いたりして、弟は怒り狂ってましたよ。

 

 

2004年頃には主力のフードの仕入れ値より

ホームセンターの安売り価格の方が

安くなって、お客さんも日毎に減り

店もこれ以上続けられない。暗い雰囲気。

 

そんな状況で、活気付けに父に仕入れで犬を買ってきて!と

お願いしました。それがマフィンちゃんです。

 

マフィンが来た頃に、もう店も瀕死状態で

療養兼ねて母を我が家に来てもらいました。

日中の留守番やマフィンの躾をしてもらえるし

ちょうどいいかなと(これは夫に感謝です)。

 

それでも母は父のところに帰りたいと

半年で帰ってしまいました。

 

母は父に何も言わないし

何もできない。じっと我慢の人。

お嬢さん育ちの母には考えられないような

小さいアパートで貧乏ながらも父と2人で内職をして

暮らすことになりました。


その後程なくして母は末期癌になりました。

少ししかない時間を父と過ごした日々。


母にとって、亡くなる前の一番苦しい時が

今までで一番幸せだったかもしれません。


けれど私は今も怒っています。

 

 

さらに続きます。


それから10年後。


 

父が脳梗塞で倒れ、洒落た姿の父も麻痺と

高次脳機能障害で

今は介護施設で暮らしています。

 

脳梗塞後の入院時

柿を剥いたタッパーや、私が準備していない物品が

病室にありました。

 

そうです。また新しい女性。

父は独身ですので、ご自由にどうぞですが。

 

このご婦人、嫉妬がすごくて、介護施設の職員に

嫉妬して、父を無断で外泊させるというか

2人で逃亡、潜伏みたいな事をするんです。

警察沙汰が2度程ありました。

 

これ以上問題を起こすと、施設退所せざるを得なくなる

状況でした。

ご婦人の家族も迷惑です。

 

何度か話し合いをしても、2人は若いつもりで

後先を考えずです。ドラマの主人公の世界。

私は潜伏先を探すなど

刑事ドラマ並みの行動しましたよ。

 

今は、もう本当に色々話し合いや対策して

なんとか落ち着いているというか

脳が色々な判断ができない時が多いです。


特に私のことを怖いと思ってるのか

私と会うと元気がなくなります。鬼に見えてるのかも。

 

 

物質的には不自由なく育ててもらったのも確か。

けど自分も親になって

当たり前やんそれ。って思い

そこに素直に感謝できてません。


今後私の成長や悟りで、考えが変わるかも

しれませんが、今はまだ尖がり大人だから思えない。

 


 

そんな父に

先日、マフィン他界のお知らせとお礼の葉書を出しました。

 

 

いい犬を連れてきてくれたことのお礼。

これだけは本当に本当に感謝してます。