ご用事ついでの1日でしたが、関東は周辺都市までのは距離が長いので、実はなかなかの「旅気分」を味わえます。
真夏、高崎に出張に来たことがありましたが、高崎の新幹線ホームに入る新幹線が吹き抜ける風が本当に「熱風」だった覚えがあります。(頭から足の先まで汗が吹き出したのはあれが初めて)
私が関東に来てやってみたかったのは「周辺都市をしっかりこの目で味わってみたい」ということ。いやがおうなく、関西人にとってはこの地域に触れるチャンスがなかなかないからです。でも足を踏み入れてわかったのは、「東京はなんでもあって楽しいけれど、周辺の街はその土地・人の豊かさ」魅力されるということ。
群馬の印象は「とにかく人も土地も豊かでたおやか」。
河岸段丘が広がり、内陸性の気候により、小麦や葡萄も収穫。県庁所在地のすぐそばに牧畜用の農場が広がります。高崎の川べりには柳が植えられ、花柳界を思わせる「風情のある街並み」。また地元政治家の先生が頑張られたとのころで、前橋や高崎市内の道幅は広々として、空がからりと青い。
県民の気質を表す有名な言葉で「かかあ天下とからっ風」というのがありますが、赤城山から吹き降りてくる風の強さ。そこに住む皆さん(ことさら女性陣)の気質は、カラッとした気持ちのよいこと。富岡製糸場など、殖産興業期の日本の経済を支えた近代文化を支えた「働き者の街」なのだと感じます。
(写真:駅前のダルマの壁画。毎回可愛いのでつい撮影してしまう)
(写真:地吹雪の中の赤城神社 榛名湖も含め、冬場 ワカサギ釣りのメッカとのこと)
(写真:昔 修験道の修行の場だった榛名神社。さらにバスでいくと榛名ダムがある)
(写真:四万温泉 千と千尋の神隠しの舞台にも見える「積善館」の別館の湯治場。家族でも温泉通の個人でも暖かく迎えてくれる)
せっかく高崎に来たので、駅から10分程の「シンキチ醸造所」さんへお伺いしました。金曜日のオープンからすぐの時間に伺いましたが、すでにカウンターは常連さんで一杯でした。
(写真:素敵な骨董の器が並びます。お金はお皿の上に。マダムの手の込んだお料理ばかり)
(写真: 高崎駅の01番ホームで実施された 01(ゼロイチ)酒場。シンキチさんのビールと高崎ホルモン)
国内外問わず、外へ出向くときはその土地の「スーパー」や「食品店」によりリサーチしてみるのですが、駅前のスーパーでラベル、デザイン、コピーも素敵なベルジャンストロングエールを発見。県内にも昔の「地ビール」を一歩も二歩も踏み出した醸造所も増えているようです。
(写真:太田市にある夢麦酒太田ブルワリーさんのベルジャンエール CHROA TAMBOURINE/VIVIANN)
麦も収穫でき、県内の材料で醸造ができる環境なんて「豊か」なのかと感じます。ビリューパブも併設されているようなので、是非また伺ってみたいです。とにかく私が感じるのは、群馬を含めて関東圏の周辺の街には、特徴的な魅力が一杯あるということ。
コロナ下でなかなか思うに任せない日々が続きますが、晴れ晴れと出かけられる日がまたやってきたら、是非足を延ばしていただきたいエリアだなと感じます。首都には「ないこと」がある場所かと。
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◆シンキチ醸造所◆
住所:〒370-0836 群馬県高崎市若松町2-11
TEL::080-6629-2017
Facebook:
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◆夢麦酒太田ブルワリー◆
Web:
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