61歳 サクラ咲く🌸
実母が61歳11ヶ月で大学院に合格してました。
定年後すぐ院試へ向けて塾に通い、同時に今年は卒論を書きながら塾籠り→院3校不合格→粘りの二次試験で合格
数週前の吉報に飛び上がりながら胸撫で下ろし喜びましたよー。
吉報時既に60代初チャレンジTOEIC試験に向けて悶えイッちまってる母は、母らしい。
と思えるまで長い道のりでした。
なぜ、
母は一つの事しか出来ないのか…
・お通夜には黒い服としか思い付かず、豪華な黒いフレアスカートでヒンシュクを受け
・調理中に話し掛けると、返答が無いか罵声が飛び
・未だに味噌汁の味噌量さえ計量
・突然の訪問客に対応出来ないか舞い上がり適切な対応に不安を覚え
・ルールやルーティンから逸れると猛攻撃
そんな個性的な母を理解し難い事が苦しい若年期を過ごした私は
メンタルクリニックで臨床心理士との出会いで
癒しのその向こうである養生にフォーカスしたエステティックを志せました。
多分、臨床心理士との対話なくして今のコイケは無いと思います。
エステティックコイケの全ての始まりは、
理解出来ない実母。
その実母が今、臨床心理士を目指しています。
実母は長年自分の個性に葛藤し、
近年その個性はアスペルガーと言う脳障害の診断を受け、
なるほど自分を理解し追求(フォーカス)する為に
母の個性に即した手段(学ぶワンフォーカス)で自分と社会との関わりを追求し始めました。
初めて母の脳障害を知った時は、
母を理解する研究書物がたくさんある事に嬉しさを覚えました。
なぜって、母が為す事に困る事は少なくなるから。母の困った行動には理由があると分かったから。
教員をしながら40代はボディビルで体を鍛え、
50代から頭を鍛えて大学2校卒業、
定年後の60代は大学院→臨床心理士国試にチャレンジする予定です。
母の個性としてネットで書籍購入出来ません。
母にかわって専門書をポチるのには大概慣れた私は、限られた価値観の母に育てられ、運良く母の価値観よりも大きく導いてくれる人に導かれ教育されました。
今回の受験でも、もう諦めるだろうな と思う出来事が何度もありました。
それでも、とにかく夢を掴むために何度も立ち上がる実母の根性と集中力に刺激され脱帽。敬礼。
母は何をするにも失敗が前提、失敗の中で失敗を繰り返しても、遠回りしても、
逃げない けど 出来ない事は頼る。
拠り所を見つけ、見つけた拠り所にワンフォーカスする、その姿勢もまた母らしいのです。
という事で、2017年4月1日実母の入学式に母からすると孫を連れて列席してきました。
お茶買いに行こう を
お茶会に行こう と
思い込んだ割に、着の身着のまま本当にお茶会に行く程
曖昧さや突発的な事が得意では無いアスペ実母と、自由奔放な私と我が子達のお陰で写真一枚撮れなかったけど、
とっても感動的〜な入学式でした。
お母さん、これからも応援するよー!