それから、鳥類や小動物のコーナーを見終わったところでお昼ご飯を食べることにした。
ちょうど動物園のコースの半分を回ったところ!!
いい感じの芝生があり、他の家族たちも距離を取りながらシートを敷いて昼休憩。
「翔ちゃん、空くん!お昼にしよっか??」
「あぁ、そうだな!あそこに売店あるから、俺なんか買ってくるぞっ!何がいい??」
「あのね…翔ちゃん///お弁当、作ってきちゃった///」
「ええーーー!!雅紀、作んなくていいって言ったのにー!って事は、今日も早起き…したのか??」
「ううん、してないよ!昨日の夜ご飯作る時に、ある程度は作っておいたから///ごめん…迷惑だったかな…?」
「め、迷惑なわけないだろっ!!俺はなんも出来ねーから、申し訳ないなって…。でも、めちゃくちゃ嬉しい///」
「くふふ、なら良かった♡」
「おなか、しゅいたーー!!」
「いっぱい歩いたもんね、空くん!!」
「うん!!」
「疲れてない??」
「ちゅかれてないよ!」
「良かった!よし、じゃあ、たくさん食べてまたパワーチャージしようっ!!」
「「「いっただきまーーーす!!!」」」
「おにぎりのなかかりゃ、ミートボールしゃんでてきたぁーー!!」
「どう?美味しい??」
「うん!おいちいーー!!」
「たくさん食べてねっ!!」
「空〜あんま食べすぎんなよ?眠くなるぞ?」
「空、おっきくなったかりゃ、ねむくなりゃないもんっ!!」
「まだ半分しか回ってないからな!!」
「うっ…だいじょーぶだもん…」
「空くん、動物園の最後の所には公園もあるんだって!!」
「しょうなの??そこでもあしょびたいっ!!」
「はは、じゃあ最後はそこにも寄ってたくさん遊ぶか!」
「うんっ!!」
「じゃあ、やっぱりモリモリ食べなくちゃね、ふふ」
「モリモリたべりゅーー!!」
そこからは翔ちゃん、空くん、またまた頬袋パンパンにして、作ってきたお弁当をペロリと平らげた。
「腹いっぱい!!」
「空もっ!!」
「2人とも、食べ過ぎwww」
「雅紀の飯が上手いのが悪い♡」
「悪くはないでしょwww」
「だな!ハハ」
「パパ、あしょこでシャボンだまやってりゅ!!いってきていい??」
「ああ、行ってみるか!」
「うんっ!」
広場の所で、シャボン玉のバフォーマンスをしている人がいて、1度にたくさんのシャボン玉を飛ばしたり、シャボン玉の中に煙が入っているスモークバブル、ありえない程のでっかいシャボン玉を飛ばしたりしている。
シャボン玉ができる度に、大きな歓声と拍手が起こっていた!
もちろん、空くんも目をキラキラさせながら
「うわぁ…しゅごーーーい…」
と呟いている。
うんうん、ほんと綺麗だよね〜!!
こういう経験も、空くん自身にやらせてあげたいなぁ〜なんて、俺は考えたりしていたら、翔ちゃんがポツリと呟いた。
「綺麗だな…」
「うん…お日様の光が当たって、すごく綺麗…」
「ふふ、雅紀の目の中にもたくさんシャボン玉のキラキラが写りこんでる…!雅紀も綺麗だよ♡」
急に甘い言葉を耳元で囁いてくるから、ぼっと顔が赤くなるのが分かった///
「な、なに言ってんの///」
「照れちゃって、可愛いっ♡」
「もう///やめて、そういうの///」
翔ちゃんの指が俺の小指にスルッと当たったかと思うと、俺の小指に翔ちゃんの小指がキュッと絡まってきた。
びっくりして、翔ちゃんの方を見ると、あまりにも優しい笑顔でこっちを見ているから、俺は恥ずかしくなって下を向いた。
でも嬉しかったから、俺も繋いだ小指にキュッと力を入れて、離れないように繋いだのだった。
つづく
空くんがシャボン玉に夢中になっている隙を狙って、翔ちゃんもアプローチかけます
甘い言葉で、少しは夜も意識してもらわなくっちゃねぇ〜