櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いしますお願い

大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

よろしくお願いします飛び出すハート




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ゲートをくぐって1番に待ち構えていたのは象エリア!


「うわぁーーー、ぞうしゃんだよぉーー!!」


「ほんとだ!!早速ぞうさんに会えるなんて、嬉しいねぇー!」


「おっきいね…!おーい、ぞうしゃーーん!!」


象に向かって全力で手を振る空くん!!

俺と翔ちゃんは夢中でスマホのシャッターを切った。

もう、可愛いっ♡
よその子も可愛いよ、もちろん!!
でも、やっぱり空くんがいっちばん可愛いっ!!
マジ天使なの??空くんって♡
もう、天使ちゃんって呼んじゃうぞっ!!
そんな事を考えながら、微笑ましく見守っていた。


「まさきせんせい、ぞうしゃんって、どりぇくりゃいおもいの??」


「えっとね…6000kgだって!!」


「6000チロ??」


「えっとね…パパとか雅紀先生が100人いるのと同じ体重ってことなんだけど、分かるかな??」


「まさきせんせいが、100にん??まさきせんせいが100にんいたりゃ、ちゅきぐみしゃんのみんながよりょこぶね、ふふ」


「え??」


「だっちぇ、みんないっちぇりゅよ!!まさきせんせいとあちょびたいっちぇ!!」


「ええーーー???」


「雅紀先生、大人気だな!!」


「そ、そんな事ないよっ///」


「でも空は、まさきせんせいはひとりでいいんだっ!!だって、空のまさきせんせいだもんねぇ〜♡」


「空くん…///」


「空、雅紀の独り占めはダメだぞっ!!パパの雅紀でもあるんだからなっ!」


「翔ちゃんっ///もうっ!!空くん行こっ!!」


「うんっ!!」


「待ってくれよ〜!!俺も仲間に入れろぉーー!!」


「「キャハハハ!!」」


手を繋いで走りながら向かったのは、ゴリラゾーン。

親子のゴリラが居て、お母さんゴリラかな??
子どもを背中に乗せてゆっくりと歩いている。


「うわぁ、おんぶちてりゅーー!!」


「空くんぐらいなのかな??可愛いねっ!」


「空はもうおにいしゃんだから、おんぶちないよ///」


「空〜?そんな事言っていいのか??後で後悔するぞ??今日はたくさん歩くぞー!!」


「じぶんでありゅけるもんっ!!」


「でも、疲れたら我慢しなくていいんだからねっ!!」


「うん…///」


「なんか、雅紀と俺との対応…違いすぎねーか??」


「そんな事ないよっ!!ねっ、空くん?」


「しょんなことないっ!!」


なんて話してたら、目の前に親子のゴリラが来ていた。

背中に乗っていた子どものゴリラが空くんのことをじっと見つめている??

すると、背中からゆっくりと降りてきて、空くんの前にやってきた。

驚いた空くんは俺の足にギュッと掴まった。


「空くん、ガラスがあるから大丈夫だよ!」


俺は空くんを脇に抱え、子どものゴリラの目線までしゃがんだ。


子どものゴリラが、ガラスにそっと手を当てた。
俺はその手が置かれたところに、そっと手を当て返した。

すると、子どものゴリラが俺の手をガラス越しにクンクンと匂いを嗅いでいる。

そして唇をぶにゅーーーっとガラスに押し当てた!


「ぷっ!空くん見て、ゴリラさん面白い顔になってる!!」






「キャハハハ、ゴリラしゃんへんなおかおーー‪‪‪w‪w‪w」


空くんもガラスにそっと近付いた。
すると、子どものゴリラが空くんの前に移動し、空くんをマジマジと見つめている。


「空くんのこと、お友だちって思ってるのかもね??」


「おちょもだち??はじまちて、ゴリラしゃん!さくらいそらでしゅ!!」


空くんがゴリラに向かって頭をペコリと下げた。
すると、ゴリラも真似して頭をペコリと下げた。


「ゴリラさんが、よろしくね!だって!!」


空くんは目をキラキラさせて、窓ガラスにおでこをくっつけた。
するとゴリラがさっきと同じようにキス顔をしてきた!!


「ふふ、ゴリラしゃんがチューってしてるっ♡」


「空くんのこと大好きになっちゃったみたいだね♡」


「空もしゅきーー♡」


「空、すげーな!!ゴリラとも友だちになれんのか!」


「へへっ!!」


空くん嬉しそう!
しばらくゴリラさんとガラス越しに遊ぶ空くん。
空くんが動くとゴリラさんも付いて動く!
それが楽しかったのか、空くんも右に左に動いている。


気付くといつの間にか人だかりが出来ていて、みんなが微笑ましく空くんとゴリラさんのやり取りを見ている。
時々「可愛い〜♡」なんて声も聞かれて、俺は心の中でそうだろ??と得意気になっていた。


「空、他の人も見たいから、次行くぞー!」


「わかっちゃ!!ゴリラしゃん、バイバイーー!!」


空くんが手を振ると、何だか寂しそうな表情の子どもゴリラ。

そして、お母さんゴリラのところに駆け寄ると、お母さんの胸にピタッとくっついてしまった。

お母さんゴリラも毛繕いするように、子どもゴリラの頭を撫でている。

ほんと、子どもって不思議…。

動物と人間の垣根なんて簡単に超えちゃうんだよね〜!!

俺もゴリラのお母さんに小さく手を振って、その場を後にした。



つづく



子どもゴリラともお友だちになれちゃう空くんブルーハート
可愛いねっ飛び出すハート
子どもって、動物園でも何故か動物と通じあっちゃったりするんですよね〜!!
まぁ、逆に舐められて攻撃されることもあるんですけどね汗うさぎ