櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

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大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

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「…うぅん…」


「あ、空くん…起きるかも…?」


俺の胸に抱かれていた空くんが、うっすら目を開けたかと思ったら、パチッと目を開けた!


「あっ…まさきせんせい、おかえりなちゃい…」


そう言って、ふにゃんと笑うと俺に向かって手を伸ばした。

横抱きにしていた空くんを、縦抱きにすると俺の首にぎゅっとしがみつき、俺の首に鼻をくっつけ


「ふふ、まさきせんせいのにおいだねっ!」


と笑った。

その笑顔を見たら、俺は空くんや翔ちゃん達に申し訳ない気持ちが溢れてきて、思わず涙を流してしまった。


すると、空くんが俺の首から離れて、俺の顔を覗き込んできた。
俺の涙を見ると、心配そうな顔をしながら、小さな手で俺の涙を拭く空くん。

俺には、そんなことをしてもらう資格なんてないのに…空くんの優しさに涙が止まらない。

すると、空くんがすくっと立ち上がり、ティッシュの箱を脇に抱え、また俺の膝にもどりポスンと座った。

そしてティッシュを手にすると、優しく頬にポンポンと当て、涙をまた拭き取ってくれる。

俺がいつもクラスで泣いてしまった子にやっている仕草…。

この子はどれだけ、俺の事を見ているんだろう…。


「まさきせんせい??どこかいちゃいの??」


「うっ…うぅ…」


俺は、首を横に振った。
そんな俺の様子をじーっと見ていた空くんが、突然立ち上がり、俺の頭を小さな胸にぎゅっと抱き締めた。


「まさきせんせい?だいじょーぶ!!空がちゅいてるよっ!!だから、なかないで!!空がまもっちぇあげりゅかりゃね??」


なぜ泣いているのか分からない俺の涙に対して、空くんなりに精一杯の励ましの言葉をかけてくれるその姿に、俺の涙腺が崩壊したのは言うまでもない。


そんな姿を、翔ちゃんも松潤も何も言わず静かに見守ってくれた。


俺が涙を流す間、空くんは優しく髪を撫でたり、ティッシュで涙を拭いたり…片時も離れず、俺の涙が止まるのを待っていてくれた。


いつまでも泣いてても仕方ない!!
とにかく今出来る、精一杯の事をしよう!!
そう心に誓い、涙をグイッと拭い


「空くん、ありがとうっ!元気出たよ!!」


「もう、なかない??」


「うんっ!!もう、泣かないっ!!」


「よかっちゃ!!」


そう言って、空くんはお日様のように笑ってくれた。

その時、今度はこの笑顔を俺が守らなきゃと思ったのだった!!

そう心に誓った矢先、まさか空くんの身にあんな事が起きるだなんて、予想もしていなかったのだった。



つづく


空くん…ほんとに優しいですね泣くうさぎブルーハート
子どもって、大人が涙を流す場面ってあまり目にしないので、こういう時自分がしてもらっていることをしてくれるんですよね〜笑い泣き
空くん、みんなからのたくさんの愛情をちゃんと貰っているからこその行為なのでしょうね照れラブラブ
ってか、空くんの身に何が…ガーン