櫻葉・相櫻小説です
苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いします
大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいです
よろしくお願いします
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始めに砂場に2人ででっかい山を作り、そこにトンネルを掘っている。
まだ誰も公園には来ていないから、使いたい放題！！
さすが保育士、山づくりもプロってるなwww
かなり大きい山を作っていて、空が時々見え隠れするサイズ！
作った山を手でしっかりと叩きながら、固めていく。
そして空と雅紀は、お互いに反対方向からトンネルの穴を掘り進めている。
もう洋服、砂まみれwww
ふふ、楽しそうだな…。
あっちに行っててといわれた俺は近くのベンチに座っていたが、いつしか2人の近くに行き、砂山のトンネルを掘る2人をスマホで写真を撮っていた！！
1番のお気に入りは、2人の手がトンネルの中で触れ合った瞬間の2人の表情！！
お互いに「あっ！！」と声が漏れ、トンネルの中でお互いの手が掴めたのだろう…空はそれまですごい真剣な表情だったのがパッと明るい表情に！！
雅紀もこれまた真剣な表情だったのに、手が触れた瞬間、とても愛おしそうに空を見つめていた。
俺は素敵な2人をスマホに収められた事に満足し、またさっきのベンチに戻っていった。
その後は、2人で水を運びトンネルの中に水を流し込み、川作り！！
水の嵩が増えてくと共に、川の内壁が段々と脆くなり崩れていく。
足を取られたら、水の中にドボンだな！なんて眺めていたら…
あっ！！空が、作った川の中に足を突っ込んでしまった！
やっぱり！！泣くか…？いや泣くまではいかなくても、きっと気持ち悪いと思って、嫌な顔して俺のところに来るだろうな…なんて見てたら、一瞬顔を歪めたが、次の瞬間、雅紀の方を見て笑顔になっている…。
いつもなら、大体泣き言を言って新しい靴を要求してくるのに…。だから、着替えも替えの靴も持ってきた。
なんか、俺の知らないところで成長してるんだなぁ…って、見ていてちょっと涙が出てしまいそうになった。
雅紀は笑顔の空の頭に手をやり、泣かなかった事でも褒めているのだろうか…？
空の目線に合わせてしゃがみ、なにか話しかけている。
それに対して、何だか得意気な表情を見せる空。
汚れた靴の泥を、雅紀がパッパッと手で払うと、また遊び続けた。
汚れる事に、意外と神経質な空からは考えられない行動だったと同時に、雅紀と居ることで普段なら嫌だと感じることも、感じさせない雅紀の存在に、俺は感動を覚えていた。
俺の前では見せない、そんな空が垣間見れて、空にとって雅紀の存在はとても大切で、必要なものなのだと実感させられたと共に、こういう姿をお袋が見たら、気持ち的にまた変化もあったりするのかな…なんてぼんやりと考えていた。
その後は、滑り台を滑ったり、ブランコに2人で乗ったり、シーソーに乗ったりと目一杯楽しみ、最後は雅紀が隠れていた遊具のトンネルの中で2人でおままごと！！
2人とも可愛すぎんだろっ♡
雅紀が空に何か言うと、空がこちらをチラッと見た。
？？なんだ？？
空は雅紀の方を見て頷くと、お皿とコップの玩具を手にソロリソロリとこちらに向かってくる。
少し距離を空けて雅紀も空の後をついてくる。
「パパーーー！！空とくちぇいのオムリャイチュとコーヒーどうぞっ！！」
「なんだ、パパの分もあるのか？？」
「うんっ！！まさきせんせいといっちょにちゅくったの！！おいちいから、のこちちゃダメだかりゃね！！」
「ふふ、強制なんだwwwでは、いただきます！！」
「おあじはいかがでちゅか？？」
「とても美味しくて、頬っぺが落っこちそうです！！ぜひ、もう1人のシェフにもお礼が言いたい！！」
「ちょうちょう、おまちくだちゃい！！」
雅紀に目をやると、俺と空のやり取りを写真に収めている。
そこに空が駆け寄り、雅紀の手をグイグイと引いて、俺の前に連れてきた。
「おまたちぇちまちた！！チェフのまさきせんせいでちゅ！！」
「「ぷっ！！はははははっ！！」」
「なんで、わりゃってりゅの？？？」
キョトンとしている空。
親バカかもしれないけど、俺の子世界一可愛いなって思って、思わずその場で抱きしめた！！
するとその上から、雅紀が俺たち2人をそっと抱きしめてくれ、3人で顔を合わせて、また大笑いしたのだった。
つづく
雅紀先生と空くん、楽しそう
そして、離れたところから見てる翔ちゃん…でも、空くんの成長を感じながら、2人を優しく見守っているのでしょうね
あ、このお話の前に昨日の夜【２１０】話をアップしていますので
そちらも合わせて、よろしくお願いします