櫻葉・相櫻小説ですハートグリーンハート

苦手な方はこちらで回れ右ー、お願いしますお願い

大丈夫な方、お付き合い頂けたら嬉しいですルンルン

よろしくお願いします飛び出すハート




•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆


翔ちゃんに抱きしめられている間、本当はこのまま時間が止まればいのにって思った俺だったけど、そんな甘えたことを思ってちゃダメだと、そっと翔ちゃんの胸を押して、翔ちゃんから体を離した。

上目遣いで翔ちゃんを見つめると、翔ちゃんの顔が近付いてきて、ゆっくりとおでこ、両瞼、鼻、頬、そして唇に…翔ちゃんのキスの雨が降ってきた。

「雅紀…待ってるから…」

翔ちゃんはそう言うと、もう一度俺の唇に翔ちゃんの唇をゆっくりと重ねた…。


バタバタバタッ


ガチャッ


「まさきせんせーーい!!」


その時、空くんが廊下を走って、寝室に飛び込んできた。
俺と翔ちゃんは慌てて離れ、何事もなかったかのように振る舞った。


「…パパ…なにちてたの…」


「な、なんもしてねーよ!!」


「あやちい…」


「って、ってか、空くん?どうしたの??」


「あ、ちょうだった!!まさきせんせい、はいっ!!」


空くんの手に握られていたのは、この間のガチャガチャで松潤に買ってもらった、ウミガメのふわふわぬいぐるみ…。


「え…??」


「まさきせんせい、ちゃみちくなっちゃら、このカメしゃん、ぎゅーーーってちてねちぇね??」


「…でも、空くん…これ、大事にしてるぬいぐるみでしょ??いつもシロイルカさんとこのカメさんと一緒に寝てるじゃん…。」


「空はー、ちゃみちくなっちゃりゃ、チロイリュカしゃんをぎゅーってちて寝るから、まさきせんせいはこのカメしゃんをぎゅーってちていいんだよ!!」


「空くん…」


「まさきせんせいがかえってくりゅまで、空おりこうしゃんにまっちぇるよ!!だから、まさきせんせいも、おちょもだちのおうちでがんばっちぇきちぇね!!」


「空くん…ありがとう…ぐすっ、先生頑張るからね!!」


「うんっ!!まさきせんせい、いっちぇらっちゃい!!」


「空くん!翔ちゃん!いってきます…。」


こうして、俺は荷物を纏めて、ニノと智先生の家へと向かった。


ピンポーン🎶


「はーい、どうぞー!!」


「お邪魔します…」


「おー、まーくん来たな!!自分家だと思って、ゆっくりしていけ〜!!」


「あ、ありがとうございます…」


「狭いから、あんまりゆっくり寛げないかもだけど、遠慮はなしでやっちゃってください!!俺の仕事部屋、夜は使ってもらって構わないんで…。」


「ありがとう…ニノ。」


「空は、平気だったか??なんて言って出てきたんだ??」


「…友だちが怪我をしちゃったから、そのお世話をするって…」


「うんうん、それなら空も傷付いてはないな!まぁ、これから少しずつ寂しさは感じるかもしれねーけど!!ま、そこは同じ保育園だから様子はみれるしな!!まーくん、気を付けてみてやれよ!!」


「はい…」


「よしっ!じゃあ、明日も仕事だし、さっさと飯食って、風呂入って寝るか…」


こうしてニノお手製の夕飯をご馳走になり、風呂にも入らせてもらった俺は、ニノの仕事部屋の仮眠用ベッドに横になった。


鞄の中から、空くんが貸してくれたウミガメのぬいぐるみを取り出すと、そっと頬に近付けた。
ウミガメのぬいぐるみからは、空くんの香りがして、俺の方が既にホームシック状態で空くんに会いたくて堪らなくなっていた。



つづく



とうとう、翔ちゃんのお家を出てしまった雅紀くん…泣くうさぎ
既にホームシックな雅紀くん…泣
空くんの可愛さや優しさが既に懐かしくなっていますアセアセ
空くんは…大丈夫かなぁ…ショボーン